オランダのアウェーユニ、ダサい。オランジェがオレンジ色ないのはイカンだろ。

FIFAUEFAも審判の配置間違えたな。イワノフ主審って上手だけどカードが多く出ますから。

(主審 フランク・デ・ブリーケル ベルギー)
頼むからフルバックに不安のある選手がいるのはヤメテいただきたい。それからウェイン・ルーニーのワントップというのは彼が上背が無くてハイボールを競れないことを考えてもヤメてください。暑くて中盤の選手の運動量を考えての措置かもしれませんが、だからといって、マイケル・キャリックアンカーマンにつかって、オーウェン・ハーグリーブスがライトバックってのはナイだろ。何でフィル・ネヴィルを外したのやら、彼は一応中盤もできますよ、2年前にマヌエル・ルイ・コスタの強靱なプレーに屈したけれど(あの時は、ニッキー・バット、不在を嘆いたっけなぁ)、交代で出てきた、赤いユニの使えない15番なんて本当に意味あるのかと、嘆きたい。
それから何のためにベンチにいるんだ、テオ・ウォルコットジャーメイン・デフォー筆頭に、ダレン・ベントやジェームズ・ビーティ等、彼に負けたドイツに来ていないFWが残念だ。代表の候補にもならなかったがケヴィン・デーヴィスのほうが今のイングランドにはお似合いだ。そうでなくても、まだテディ・シェリンガムだな。
しかも、ルーニーと中盤のフランク・ランパードスティーブン・ジェラードとの連携がまだ巧くいってないし、デビッド・ベッカムの速くて切れるクロスもワントップじゃ誰も合わせることができないでしょ。ルーニーは本来、前線と中盤を繋ぐ役目の選手ですからな、それに試合終了まで何本も相手マーカーとスプリント勝負しちゃったり、フラストレーションたまることばっかりしてたからなぁ、足も大丈夫なのか?
そんな困った試合で、唯一セットプレー、見事なフリーキックを決めてくれた、キャプテン、ベッカムさんには感謝ですな。どうやら試合中苦しんでいたのは、ケガではなくて脱水症状だったからですけれど。

(主審 ワレンチン・イワノフ ロシア)
若干監督の差が出てしまったかなという感じ。

オランダ

やはりマルコ・ファン・バステンは新人監督であって、色々と困ったときの対処が悪かった印象。よくよくオランダサッカー協会の情報を調べると、ファン・バステンのスタッフは1990年のオランダ代表のメンバーで固められていて、誰も良いアドバイザーにならなかった。(ビチュヘは何故にずっと座り続け、ファン・トシップも別に目立たず)、フランク・ライカールトにだってヨハン・ニースケンスヘンク・テン・カーテと助監督がいるってのに。
コートジボワール戦ではトータルフットボールからカテナチオになっていたオランダだが、相手のウィングがポジションを入れ替え縦に突破する力が武器の人間なのに、ライトバックにジョニー・ハイディンガ、キュー・ヤリエンス、ヤン・クローンカンプでなくて、ハレドブラールズだったのか、前半に黄色を貰い、相手が一枚減ったのに、交代が遅かったのは何とも。そしてブラルーズ退場と。少し理解に欠ける。
そして大会前から信頼していると言っていたルート・ファン・ニステルローイを切ってセンターフォワードにはディルク・カイトを入れたが、直前のグループリーグでも良くなかったのだが、どうしてって感じ。抜け出すタイミング、回りとの連携も悪くて、これでは何のためにロイ・マカーイクラース・ヤン・フンテラールを切ったのか分からないよ。そしてヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンクを入れるタイミングも遅かったし、パワープレイにおける味方のフォローも悪かった。ウィングはサイドラインに張り付いているままだったし。
それよりもオランダ代表で気になったのは、センターバックのマズさ。ヨリス・マタイセンアンドレ・オーイェルの両名ともパスを出すのがヘタで、ボールをサイドラインに巧く供給できない、オランダ往年の名ディフェンダーロナート・クーマンフランク・デ・ブールのような選手がいなかったのは痛い。そしえこの試合に関して言えば、ウェズレイスナイデルのポジションも前掛かりだったせいか、アンカーマンとしては不十分だった、そんなところで、左足からロングボール供給が上手なフィリップ・コクーを外してしまうのはどうかと。彼の場合、困ったらバックラインに入ることの出来る器用さもあるってのに。
前半から攻撃に出て、左右のウィング、アリエン・ロッベンロビン・ファン・ペルシーの動きも良く、マルコ・ファン・ボメルミドルシュートは度々ゴールを脅かして良かったけれど、最後の一手の甘さが、出てしまった。今後、どう批判されるのやら、今回、彼はカリスマ性、マスコミ受けの良さで、毎度恒例の内紛を防ぐことはできた(レオ・ベーンハッカールイス・ファン・ハールフランク・ライカールトはこれができなかった)、死のC組を通過することはできた。だけど、不十分な。リヌス・ミケルスヨハン・クライフといった先人に追いつくにはまだまだ道が遠い。

ポルトガル

クリスチアーノ・ロナウドの早々の退場は事故であるから仕方がないとして、コスチーニャが退場になった後、すぐさま、ペドロ・パウレタを切った采配には驚いた。確かに本来切るなら、ロナウドだがシモン・サブローサに交代してしまって、代えるなら彼しかいないところなのかもしれないが思い切った決断力だ。そして前半から相手の一番脅威なロッベンを常に二人でみることでそれなり抑えることは成功し、相手のウィークポイントであるラテラルの裏のスペースをデコまでサイドに出して突くという戦術はさすが戦略家ですな。で、ポスト役パウレタのキープから二列目のマニシェの見事なゴールというのは素晴らしいものだった。
退場者が出ても、常に中盤での相手ボールキープは許さないという姿勢で投入するアルマン・プティ、チアゴ・メンデスといった選手起用は、強い姿勢を感じる。ボールのポゼッションでは負けていたが、大事な場所におけるボールキープに関しては殆ど負けていなかったから。後半の危険だった場面はリカルド・カルバーリョが上がった裏にスルーパスを通されたくらいでしょ。
ただ次節はデコ、コスチーニャの退場と言うことでどうするんだろう?ペチを入れるのはわかるが、デコのポジション、イラン戦にウーゴ・ヴィアナをテストしていたが余りにも悪かったし、チアゴは大きくオフェンシブな選手ではないわけだし、クリ坊は捻挫なのでおそらく次節も出るだろうけど。
それから試合中、何度かディフェンスのミスがあった、フェルナンド・メイラはちょっと心配ですね。ジョルジュ・アンドラーデ不在と言うことで使っていますけれど。