優勝断髪式w、やっぱトッティはバカ王子だ。

ジネディーヌ・ジダンの現役最後の試合が退場で終わりかよ。8年前もキレて退場。リーガも最終節前にキレて退場、レアルは4位ってあったしなぁ。キレやすいんですよ。彼。しかしさすが、マルコ・マテラッツィ主役。PK献上、ゴール、あわや自殺点etc、そしてイタリア帽子。腹に隠そうなんてよ。
イタリアに感心したことといえば、ゴールしたときにいち早く飛び出して喜んでいるのがチーロ・フェラーラアンジェロ・ペルッツィってオッサン二人ということなんだな。

(主審 オラシオ・エリソンド アルゼンチン)
マルチェロ・リッピは交代だけでなく、采配を色々やりましたねぇ。後半になってカモラネージの裏のところを突かれたのでカモネギペッロッタの左右のポジションをチェンジ。右から攻撃をして左サイドの攻撃を防ごうとイアクィンタを投入、ペッロッタの運動量も落ちていたのでデ・ロッシ投入。カモラネージのポジションを若干上げて4-3-3にしたり、ピルロをトップ下のポジションに上げてみたり、デ・ロッシを左にして4-4-2にしたりした後に、デル・ピエーロを投入して変則的なスリートップにすると。とにかく中盤での相手の主導権をどうにか削ろうと奔走してましたね。優勝により彼はクラブレベルではビッグイヤーを獲得、そしてジュール・リメも獲得という、史上初の監督になりましたな。リヌス・ミケルス、エルンスト・ハッペルすら成し得なかった偉業。ところで、リッピさん、葉巻も禁止じゃなかったっけ?カメラに抜かれちゃって。
逆に、レイモン・ドメネクの采配はあまりにも遅すぎた。後半の途中から運動量の落ちたジネディーヌ・ジダンを、チームをどうしようか判断することが遅れた。そしてジダンの退場。試合のペースを殆ど支配しておきながら、決定打を出すことが出来なかったチームに何もすることができなかったと。これを俗に勝ちゲームを落とすという。
試合としては互いに準決勝までに体力を使い果たしてしまっていて、決勝としては不完全燃焼。特にイタリアはフランチェスコ・トッティのデキが余りにも悪く、そこをマウロ・カモラネージが中に絞るなどしてフォローしていたが、後半になって代えられた。まぁ当然という他ない。しかし、フランスに後半の殆どペースを握られて、自分のテンポにするべくアレッサンドロ・デル・ピエーロを投入したが彼もボールキープすることもできず、延長戦になるとディフェンスラインの押し上げもすることができなくなって、PKになったのは仕方ないこと。アウェーで引き分けなら良しとする戦いだった。アッズーリって、1986年、1990年、1994年とPK戦で敗れ、一勝もしていなかったのだが、優勝おめでとう。
フランスはやっぱりパトリック・ヴィエラの負傷交代が痛かったね。ワントップのティエリ・アンリセンターバック2名に抑えられ、サイドのケアも相手はしっかりしているとなると2列目、3列目の飛び出しが必要となる。そこで攻撃参加が非常によいヴィエラだったというのに。で、代わりに入ったのがアルー・ディアラじゃねぇ。1点を狙うならヴィカシュ・ドラソーでも良かったかも。ドメネクの交代はアンタッチャブルを作りすぎて結局サイドの選手しか代えることが出来なかった采配ではねぇ。その中で遅すぎた感は否めないがダヴィド・トレゼゲを入れたのは良かった。トレゼゲ、アンリによるツートップによりバックライン、ボランチがスポットを作ってジダンのヘディングシュートという決定的な場面を作ることができたわけだし。もっと早く決断していればねぇ。