何というか、視聴していたら凄かったので買ってしまいました。

ブラック・アース

ブラック・アース

このラストのモーツァルトトルコ行進曲のジャズってヤツですけれどね。演奏家がこの作曲に物足りないから(やはりピアノ・ヴィルトゥオーゾの性か)なんとか色を上から塗ろうとして、完成された名画に色を余計に塗る必要ないのにって思いつつも、ピアニストの熱気をしっかりと感じて、何度か聴き直すとそれなりに面白い。
実際、K331と比べるとね、とにかく面白い。
トルコ行進曲~サイ・プレイズ・モーツァルト

トルコ行進曲~サイ・プレイズ・モーツァルト

ただ、それでもファジル・サイというとこれだな。
ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版) ラプソディ・イン・ブルー~サイ・プレイズ・ガーシュウィン シャコンヌ!~サイ・プレイズ・バッハ
まぁ20世紀を代表する管弦楽曲イゴール・ストラヴィンスキー春の祭典をピアノで、色々細工して録音しちゃったり、バッハも内側の世界をどうにか表現しようとするんじゃなくて、外側から作り替えてしまおうとかしている雰囲気を感じる。それから彼の好きな作曲家であり、ジャズとクラシックの融合を図り、シンフォニックジャズというジャンルを確立したジョージ・ガーシュウィンと。今年はガーシュウィン没後70周年だそうですね。これも知らなかった事実。