とりあえず行ってきた。ポール・ボキューズを約1時間半待ってランチを食べたり、ウェイターにキレたり、行ってきた。黒川紀章の建物は見た目は良いんだが、メシ食っていたらカーテンがないので陽光を直に受けて暑かったよ、隣の夫婦の「沖縄でフレンチを食べてるみたい」って言葉がそのままだよ。大変だったよ。
ぶっちゃけ本音はサントリー美術館出来てから行くべきだったとか、ランチは六本木ヒルズでしようとか思ったが、それよりもあの建物と場所の雰囲気のおかしさは有り得ないわ。六本木が上野に並ぶ新たな芸術の地区になるとは思えません。(確かにサントリー、国立、森美術館と回って1日は過ごせそうだが、単体が)
それから、出来たばかりなのでただ見に来たという人がちらほら。修学旅行らしい高校生もちらほら。
企画展は、そんな人のために最初の方がメインで、最後はあれで良いのかと思うほどの内容でしたね。パリはモダン・アートじゃニューヨークや東京に負けているという印象を得てしまった。パリに関連する外国人の作品ばかりを集めすぎ、フランス人の作品がない(例えばデュシャンであり、ユトリロであり)ものだからまとまっていない印象を強く受け、とても残念と。展示の仕方もヘタクソで。
ただワシリー・カンディンスキーの作品は良かった。カンディンスキーはイイなぁ。カンディンスキーは彼の作品名もそうだけれど見ていて色彩から音色を感じるから好き。抽象芸術の中でモンドリアンのように透徹した感じじゃなくて色がある。