• 冬休み

何と、私も忘れていたのですが、今季はワールドカップということでブンデスリーガのシーズン再開がかなり早いんですね。寒いぞ。ドイツ。
そんな中でドイツサッカーを振り返ると、まずロベルト・エンケ選手のご冥福をお祈りいたします。鬱病を隠していて最後の最後には電車に飛び込んで自殺という悲しい人生。代表のGK争いの中で、ヨアヒム・レーフは「彼を背番号1と思っていたのに」ということで。
ハノーファーは正GKを守っているフロムロヴィッツには頑張って欲しいのですが、最近の彼を襲ったオウンゴールで3失点ってのはなぁ。
以下は09-10シーズンを振り返り
先ずヘルプストマイスターはシーズン未だ無敗のバイエル・レヴァークーゼン。監督はルディー・フェラーの説得で監督引退を撤回して就任したユップ・ハインケス
新加入のサミー・ヒューピアが守備陣に更に安定をもたらして、バックスの評価4名全員高いし、ましてGKはレネ・アドラー。前ではキースリンクが前年にもまして活躍。ヘルメスがケガしたところに、バーゼルから新加入のデルディヨクが大当たり。中盤もドイツ代表でも定着しつつあるロルフェスビダルが固いし、出番を求めて移籍したトニ・クロースも活躍。昔のような面白みが強いクラブチームでは無くなったけれど、首位を張る理由がしっかりと分かる良いチームです。
2位はシャルケ04。あまり試合を見る機会はないけれど、今季から就任したのがあのフェリックス・マガト。前任地同様の待遇で結果を残しているのは流石としか言いようがない。此方の方が、期待の高さは上と思われる、初のマイスターシャーレはなるのか、期待半分。また落ちうかも思うのが半分。理由としては引っ張っていけるベテランがボルドン一人、ラフィーニャは移籍しそうとか、何かネガティブな感じが多い。
それから新監督にルイス・ファン・ハールを据えて毎度恒例の補強の仕方でゴメス、オリッチと取って臨んだのに大コケした開幕当初はどうかと思ったがバイエルン・ミュンヘンも3位で、チャンピオンズのユヴェントス戦とか見たら、後半戦の逆転の可能性を信じない方がおかしいくらい。あとリベリーが入ってハマればそりゃ強いでしょ。(ルカ・トーニは良い移籍場所を探せ、とにかく見つけろ)若手でミュラー、バドシュトゥーバーと良い選手が出てきたのは個人的に感心している。特に後者は代表に入っても良いだろと思う。左利きのレフトバック。案外いません。
以下、ハンブルクブレーメンの位置も地力通りかなと。ドルトムントも新加入バリオスが大当たり、少々物足りないのは前年度マイスターのヴォルフスブルク。昨季も前期終了時点では9位だったけれど4月で逆転首位だったからとポジティブに見るべきか、昨季がミラクルだったと見るべきか。私は後者。
意外な順位と見てとれるのは、VfBシュツットガルトヘルタ・ベルリンシュツットガルトマリオ・ゴメスを売った金でボグレブニヤクを取ったけれど、点が取れなくて勝てない試合が多い。チャンピオンズはウニレアとの直接対決を制してノックアウトラウンドには残ったけれど、まぁバルサ相手にもムリと思わずにはいられない。
もっと心配はヘルタ。監督と選手との仲は悪いわ、さしたる補強はなかったわで、ヨーロッパリーグは残ったけれど、このままでは最下位で降格まっしぐら。一応冬になって補強に走っているけれどどうなりますやら。残留したら奇跡だよな。フンケル。
しかし、今季も上位から詰まっているドイツは面白いっすね。もう少し放送が多いのと風間八宏の解説がなかったら最高なんですけれど。(副音声でドイツ語を入れて欲しいな。英語の人も悪くないけれど、退屈な試合の時はより退屈にさせてくれるんだ)
それに比べるとリーガはトップは面白いけれどとなってしまう節がある。勝ち点差2で折り返しだろ。このまま、グラン・クラシコで大逆転といこうではないか。という夢を見る。