試合を見るに当たって、予習として
宮崎隆司が書いて、中山淳が編集協力していたので勧めていた本、

世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス〜イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析〜 (COSMO BOOKS)

世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス〜イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析〜 (COSMO BOOKS)

を読んでから臨んだ。本の中身を大まかに言えば、

  1. 守備はゾーンディフェンスの基礎ができていない
  2. FWが動き回るのにMFDFの押し上げがないので間延びする
  3. 中村俊輔は4-2-3-1の右で使うのには問題

非常に内容が濃い本で、非常に参考になる。納得できる優秀な本だった。
その中でもやはり気になるのは守備に関する点であり、それを踏まえた視点から見ても今回の試合に於いては、
ハイライトに載らないだろうけど前半15分、19分の相手の攻撃シーンを見てしまっては、とても世界のベスト4と言えるレベルとは思えません。
あのシーンが今日の日本の守備の実力を示した場面です。もしあれがバーレーンではなく、オランダだったら、デンマークだったらどうなっていたかと想像したらねぇ。何とも。
そして、上記の本に戻るのだが、書いてあった言葉で非常に重い言葉、「守備がよくなればチームも強くなる」ということで、とにかくだな、内田篤人トゥーリオに代わる優秀な人待ってます。(岡田の人選は問題だよ)
中村俊輔に関しては、同意見で彼が4-4-2の右だったからスコットランドでは成功しましたが、今回の試合でもあのフォーメーションでは彼の良さが生きない、そして得点シーンは右からポジションを身勝手(悪く言えば)に移してのスルーパスでした。(カウンターを右サイドから喰らったらどうするんだという心配が6割埋める場面だったんだ)
とりあえず、本の内容を見たら、アメリカンフットボールで喩えるに、ディフェンシブコーディネーター、ディフェンシブバックコーチ、ラインバッカーコーチを全てクビにしたくなるくらいに明らかに有り得ないことが起きていることを殊丁寧に説明されている(だから改善も何すれば良いかわかる)ので、とにかく岡田武史をクビにして優秀な監督を求めております。
ちなみに、この本を読んで、思い出したのが、フラムを大脱出成功させたロイ・ホジソン。頑張れ、次はユヴェントスが相手です。