uefaチャンピオンズリーグ、グループリーグ第2節第1日目プレビュー
グループA

http://jp.uefa.com/competitions/UCL/fixturesresults/round=1968/match=1077162/Report=PR.html
昨年はまさかまさかのデポられた試合(8−3の新記録)であったのだが、今季は大幅に面子が代わってしまったモナコ。前節負けたので今回は勝ち点3が欲しいが。昨年の得点8得点中、7得点決めた選手(ロタン、ジュリー、プルショエドゥアール・シセ)がいないのである。しかも今回、チェバントン、ノンダは控えでFWはハビエル・サビオラ、マヌエル・アデバヨールでその下にモハメド・カロン。しかし中盤の、バシリス・ジコスディエゴ・ペレスの活躍が鍵だと思う。堅守のチームのポイントは相手の中盤(特にバレロン、セルヒオ)を如何に働かせないかにあるのだから。しかし本音はルーカス・ベルナルディなのだが、ケガしてたよな。確か。逆にラコルーニャマウロ・シルバがまだ出られない(ついでにディエゴ・トリスタンもまだケガ)のが痛いところ。ビクトル、マヌエル・パブロ対エブラ、ジヴェのサイドのマッチアップも魅力。それから、パンディアーニの1トップだが、ジュリアン・ロドリゲス、セバスチャン・スキラッチの高さはかなり強力だから。デポルの攻撃はどうだろう。ルケじゃなくてフランっぽいし。個人的にはいつも控えのカプデビージャの弾丸FK見たいなぁ。何せロメロが自転車で転倒して欠場ですし。決まって欲しくはないが。

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オリンピアコスの新スタジアムこけら落としであるが、リヴァプールはジェラードを欠く試合となる。攻撃の核となる選手がいないので、中盤はシャビ・アロンソを中心にまとめなければならない。フォローにディトマール・ハマンボランチの守備としては悪くはないのだが、攻撃の起点としてはね。しかし2トップは爆発力ある、ジブリル・シセミラン・バロシュの2人なのでここに良い供給ができれば、どうにかこうにか。左に張るルイス・ガルシアもいることだし。うーんベニテス個人的にはリバウド、ジオバンニのオリンピアコスに期待したいが、中盤の中心ジョルジェビッチがケガをして欠場なのが痛い。彼がいたらもっと面白い展開になるはずなのに。守備は新加入のシュレール、ニコポリディスがどうにかしてくれることを望む。
グループB

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国内リーグ絶不調チーム同士の対決であるが、レアルの得点源のベッカムはインフルエンザによる発熱の影響でスタメンではない。しかしセンターバック不足でイバン・エルゲラボランチではなく、ボランチグティとセラーデスでやはり怖い。ついでにサンチャゴ・ベルナベウで批判の矢面に立たされているロベルト・カルロスはスタメン。これも怖い。ジダンは復帰するがそれだけでは簡単にいけそうにないレアル。逆にローマも面子的には危ない要素満載で、左にはカッサーノを起用ながら、中盤にダニエレ・デ・ロッシ、オリヴィエ・ダクール、シモーネ・ペッロッタということでセンターフォワードがいないという構成。デルベッキオモンテッラ、ミド・ホッサムといるのに無視ですか。酷い、酷すぎます。3-5-2にしても左のウイングにはヴァンサン・カンデラで面白くなさそうという、危険な試み。

前回、カブランチッチの凄いFKで勝ったキエフだが、それ以外の試合を見ていないので未知数。シュツットガルトに3失点や、マインツに負けたりとレヴァークーゼンは波が激しく、今回はどちらに傾くだろうか。勿論良い方向に行って貰いたいが、ホッキ・ジュニールはケガで欠場ということでイェンス・ノボトニーが復帰。ケガといえばダニエル・ビーロフカ、ハンノ・バリッチュ、クレメンス・フリッツが前からいないながら頑張っているな。
グループC

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パレルモ戦と同じ面子っぽいようだが、イブラヒモビッチの高さ、技術が上手く噛み合えば今季のユーヴェはなかなか良い所まで行けそうな気配である。次のバイエルンとの連戦を考える上でもここは是が非でも勝ち点3を取りたい。ネドヴェドが軽いケガをしていたハズなので早めに温存できる展開が良いね。
しかしトレゼゲがまた控えというのも贅沢な悩みである。右にオリヴェイラも控えているし、タッキナルディ、ペッソットとかしっかりいるとこをが嬉しい。ただ前にも書いたが、純粋なデルピエロの控えとしてはトレゼゲでは不十分。ズラタンは確かに足元の技術も確かだが。

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この2クラブは因縁がある。70年代の因縁であるが、ヨハン・クライフフランツ・ベッケンバウアーの戦いである。互いに3連覇した同士の戦いだが、前節敗れたアヤックスもここは勝ち点が欲しいところ。ただセンターフォワードのいないアヤックスはやはりCLでは難しいと思う。今回もマウロ・ロサレルとウェズレイ・ソンクの2人。高さがないので展開で勝負しないといけないが、マッチアップもバイエルンは揃っているから。しかしながらホームのバイエルンにはまだ組織としての完成度が足りないのは否めない。攻撃もマカーイバラックといるのに何かが足りない。だから予想は難しい。
グループD

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8年前の因縁を忘れてはおるまい。オールド・トラフォード。懐かしいロイ・キーンの映像も見たが、個人的にはファン・ニステルローイファン・ホーイドンクの勝負に注目。そしてトッテナム戦ではオシェイがセントラルをやっていたが、それをそのまま持ってくるようで、不安定で苦戦していたのをどう修正するか。本当にケガ人だらけだよマンU。今回もポール・スコールズが鼠径部痛めて欠場だし。個人的には才能のあるリーアム・ミラーで行ってほしいねセントラルは。ジェンバジェンバ、クレベルソンといるなかであっても。今回もオシェイロイ・キーンらしいが。若干不安。一応、マンUルイ・サハウェイン・ルーニーが復帰するのだが、FWじゃん。しかも2トップはアラン・スミスファン・ニステルローイだし。ガリー・ネビルの復帰だけだよ。真剣に喜べるのは。

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ASモナコとの首位決戦はお互いに計ったように主力を温存していた(例えばジュニーニョ・ペルナンブカーノは前半で退いたし、パトリス・エブラが途中出場)ので、しっかりとここで勝って欲しいリヨン。攻撃の内容を見るとリヨンは今季もシルヴァン・ヴィルトール、ピエール・アラン・フローが良いし、サイドのマルーダシドニー・ゴヴが頑張っていて期待はできる。ただ問題は守備だ。カサッパも老齢化と今回アビダルがケガで欠場ということで。しかもスパルタの右サイドはポポルスキー。マッチアップはベルトーだろうね。