ゴッホの靴

ねもっちゃん。

私は、前にも言ったが、既に竹橋の東京国立近代美術館ゴッホ展は行ってきたのだが、そこで初めて「ゴッホの靴」を生で見た。カタログで何度か見たことがある。隣には文が何本かあり、そこにマルティン・ハイデッガージャック・デリダなどの文があり、論争を呼んだことを想起させる。いわゆる芸術論論争なのだが、個人的にはデリダの考えの方に与するところがある。それは芸術が芸術せしめるのは個々人の解釈を経由しなければならないからというのだが、まず作品と文を見て下さいな。偉大な哲学者にしては、変な考えだ。ハイデガーの存在の哲学は芸術を芸術的存在にする投企がないようだ。