27%も誰が支持しているんだ?

実際問題のお話で、政治の「政」の部分と「治」の部分では、次元が違うと思ったりもする。
今回、戦後の憲政史上初の、市民運動から首相になった男、菅直人という人は
統治=政 を否定して、政治のトップであり続けようとする、非常に不思議な人なのであるわけだ。

政権

政権

この本の序章が本当に素晴らしい、民主党政権のグダグダなんて読んでいても面白くないけれど、政権に立った人間のバックグラウンドとなるべき言説の比較を見ると、初代の鳩山由紀夫に比べ、明らかに管は「政権に向いていない」と改めて感じさせてくれる。(毎度書いてますが、鳩ポッポは社民党国民新党なんかと連立してはいけなかった、あれで失敗した)
で、政の理想と欧州で毎度毎度言われてきたのがギリシャ直接民主制であるわけだが、現在の様々な意思やら情念やら蠢く中で、人民を治める部分は、単に支配者だけで治められる次元でないわけで、改めて根幹をなすべき「政」の部分、政治思想が必要になると思うのだが、ポピュリズムの根幹に思想を感じないのと同様に、菅直人さんも、全体像の無い政治、一体どうしてくれるんですかね。増税なんて、有り得ないですよ。全く。
20%超の支持なんて、一体以て、誰が支持しているのだろうと疑問に思う。