ロックアウト解除

少し前のお話ですが
NFLの労使交渉が纏まり、やっとこさロックアウトが解除になりました。
シーズンが開幕しないかもしれない状態だったわけですから、大変嬉しいお話です。
で、解除されたらいきなり始まるのが
FA市場の選手獲得であります。
アメリカンフットボールという競技は、ヘッドコーチおよび攻守のコーディネーターとの相性で、こうも選手の力が変わってしまうのかと思わずにはいられない競技、そんな中で早速数名クォーターバックは移籍し、その他のポジションでも色々ニュースが出ています。
誰だったか忘れましたけど、「全ての選手が、NFLの舞台で対等に渡り合える選手なんだ、チャンスを与えてもらえさえすれば」的なニュアンスだった記憶がありますが、まぁそういう世界。突然名前が出てくる選手は、その数少ないチャンスを掴んだ幸運な選手、一度も上がることなく沈む、特にドラフト1位の場合は、首脳陣、ファンの期待もあったので大変不幸なことにと。
で、サンフランシスコ・49ers、アレックス・スミスが、当初から言われていたとおり、1年契約を延長したのであります。ドラフト全体1位で、ユタ大学(当時ヘッドコーチは、後にフロリダ大学で2度全米王者に輝くアーバン・マイヤー、ショットガン体型を好む人)から49ersにやってきたのに、毎年毎年オフェンス・コーディネーター(ノーブ・ターナーとかマイク・マッカーシーとかいう名前もあったり)が変わる不遇ぶり、そんな中でついには見方ファンからもブーイングを喰らった選手ですけれど、今回の新HC、ジム・ハーボー、NFLでもQBを務めたことのある、彼にとって初めてのオフェンスマインドの人がついたことで、どう変化するのか、というのが一番の楽しみなのであります。(そもそもNFC西地区は、相対的にサンフランシスコに有利になっている)