NFL Draft 2020 に向けて(その2)

さ、今日もNFL Draftを展望していきましょう。
今回は攻撃選手。残念ながらOL(オフェンスライン)は良い映像を見つけられないので割愛。
QBは私が応援するNYGも、未練杯で担当したSFも、ニーズではないので取り上げません、アシカラズ。


まずは、不作と言われるのがTE(タイトエンド)になります。
Evan EnglamのいるNYG、George KittleのいるSFと、どちらもニーズじゃありませんね。
TEのTopにいると言われるのが、Cole Kmet(Notre Dame)になります。
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野球もやってたという選手。TEはバスケットボールから転向する人が活躍することはたまーにありますが野球は珍しい。
近年TEの名産地で有名なノートルダム大学の選手ですが、TEが欲しいところがどう動くかを注目。
個人的には膝下の故障が起きそうで心配になりますね。プロでやってくとしては。


さぁ今日の本題は、WR(ワイドレシーバー)になります。
今年のドラフトは昨年とは違ってWRが豊作です。(昨年は2名のみ指名)
NYGはGolden Tateの出場停止とSterling Shepardの怪我で苦しみました。Daniel Jonesを支える選手を増やしていきたいのは本音でデプスが薄く隠れたニーズになっています。
SFは、Emanuel SandersがFAで移籍したのでニーズと言われています。その割には選手がいっぱいいるんですが、HCのKyle Shanahanが欲しているといお話です。
1番手と2番手が飛びぬけて素晴らしいので紹介していきましょう。
1人目は、CeeDee Lamb(Oklahoma)です。
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名門オクラホマ大学で、Baker Mayfield、Kyler Murray、の頃からすでにいた優秀なWR。NFL規定によりやっとドラフトに来るというのが本音。
キャッチ能力が抜群によく、ランアフターキャッチも素晴らしい。ビッグプレーメーカーと言える存在です。
唯一の欠点は、40ydsが4.50だったこと。ただそれを差し引いても取りたい、WRとして攻撃に様々な力を与えてくれるような存在です。


2人目は、Jerry Jeudy(Alabama)です。
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Julio Jones、Amari Cooperなど、近年の素晴らしいWRを出しているアラバマ大学の次なるエース選手。
特にルートランナーとしての才能が素晴らしい。
欠点としてはイージーな落球がたまにあるということらしいですが、そんなの差し引いても見事なプレーが多い。
QBにとって貴重な武器になることは間違いない選手です。
名だたる名レシーバーが名を連ねる大学最優秀WR賞である、ビレトニコフ賞は一昨年受賞しています。


この2名に続く評価を受けているのが、Henry Ruggs 3世(Alabama)です。
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こちらはスピードのお化けという存在の選手。40ydsを4.27という速さ。
スピードを強調したプレーを使うことを主眼に置いているチームなら、本当に欲しいと思う選手です。
近年のNFLでのガジェットプレーやら、RPOなどもあることを考えると、スピード溢れるWRの存在は本当に重要です。
彼よりNFL Combineで速いのは、John Rossだけです。彼は当然のごとく1巡指名でしたよね。
Tyreek Hillは、大学がWest Alabamaと小さな学校だったから指名順位が低かったですが、4.29でした。
そんな彼が今やKCで大活躍していることを考えると、スピードある選手を上手く活用すれば攻撃が幅広く面白く強烈なものになるんですね。
この辺、最近のNFLを考える意味で大事なところ。