未練・或爺杯 2016を終えて
2年ぶりに(去年は忘れてた)、日本最大のNFLモックドラフトイベント
未練・或爺杯2016(通称:未練杯)が行われました。
http://avestc.s100.xrea.com


今回GM担当をしたのは ミネソタ・バイキングス
昨季はプレーオフ進出したものの、最後の最後のPG失敗して負けたチーム。
チームのニーズは、
WR、LB、そしてOLという状況です。


で、狙った選手は実はたったの4名。
Darron Lee LB
Laquon Treadwell WR
が本命ライン。
取れなかったら
Cody Whitehair OL
Josh Doctson WR
という手駒。


1巡23位という位置で、最初からやろうとしていたのは
トレードアップせず、とにかく待つ。
ところが、予想外に起きたことは
10位のNYGが、トレッドウェルを指名したことです。
私も、ニューヨーク・ジャイアンツ好きですから、ニーズも把握していますけれど
オデル・ベッカムJr. がいるチームにさらにワイドアウトを入れるのはないわぁ。
で、狙いは ダロン・リーの1本に絞られます。
ちなみにリーが取られるのは、この10位指名の段階でほぼ確実でした。
やるならトレードアップするかしないか。
ところが、持ち分のドラフト指名権を見ると、あまり多くなく、下位指名権は残したい。
(未練杯は1巡のみでもそこまで考える)
で、トレードアップは諦める。とにかく待つわけです。


Doctsonを本線に狙います。
ただ、映像を見る限り、23位じゃ高いだろと。
Whitehairなら、なおさら23位じゃ高いだろと。
というわけで、トレードダウンを模索しだします。
最初の候補はシアトル(1巡26位)だったんですが、
ニーズがOTのところに突っ込むのは、ホワイトヘアーが取られる可能性もあってチト困る
(ホワイトヘアーは大学ではLTです)
次のトレード交渉候補がアリゾナ(1巡29位)だったわけですが
アリゾナアトランタ(1巡17位)とトレード。アトランタはDL狙う位置としてトレード交渉しがいがあるとみて早速交渉。
交渉の内容は 1巡+3巡をもらい、1巡+4巡と交換だったのですが、6巡指名権を要求されたので
人頭を揃えたいという私の要求で、Sean Weatherspoon を貰いました。
この選手、元アトランタ・ファルコンズの1巡LB、
大学時代から才能はあるのであと少しの何かがあればスターになれる器であること
4-3なら復活するだろと。(前所属のアリゾナは3-4)
ミネソタは、チャド・グリーンウェイがおそらく今年が現役最終年なのでLBは要る。(だから本命はリー)


で、シンシナティ・ベンガルズにドクトソンを取られます。1巡21位。
AJグリーンという素晴らしいWRがいるので、あまり考えていなかったのですが
確かに、No.2レシーバー以降が足りていないチームの指名。
わからんでもないが、ウィル・フラーだと思っていた、私が甘かった。


さて、残すはホワイトヘアーの一択になりました。
フィラデルフィア、シアトルと、スルーしてくれることだけを願っていました。
正直、ここが今回のモックドラフトで一番神経を使うところでした。
ホワイトヘアーは、実力としては1巡の最終盤か2巡上位という評価ですので
これ以上指名権を上げる気にはなれない。
チキンになるわけにもいかない。
とにかく、待ったわけです。


そして、1巡29位で
コディ・ホワイトヘアー、カンザス州立大学、オフェンシブガード
コミッショナーから呼ばれ、指名完了。


自分としては狙っていた選手の一人なので80点は出せる内容です。
ただ、正直、ダロン・リー、ラクォン・トレッドウェル、ジョシュ・ドクトソン、以外なら
2巡にトレードダウンすべき、という意見がドラフト会場でも大勢を占めていましたし
私も正直ダウンしたかったですが、ダウンして2巡上位でホワイトヘアーが取れなかったことでしょう。
デンバー・ブロンコス(1巡31位)のニーズがOGでしたから。
コディ・ホワイトヘアー、NFL.comだと25位の評価で、
オールプロにもなれるって書いてあるわけで落とせなかったですね。
CBSだと37位でした)
25位の選手を29位で取るのは悪くない。
デンバーがスルーしてくれるのなら下げる。これは確かですが29位なら指名。
これが今回の結果でした。
QBが残っていない状況でデンバーはOGでしょ。どう考えても。