2023年のNFLドラフトは、日本時間4月28日に行われます。
今年もアメリカンフットボールマガジンから、ドラフト特集の雑誌が刊行される偉業です。モックドラフト、「未練・或爺杯」でニューイングランド・ペイトリオッツ(以下NE)を担当したので、実際のドラフトで考えられることを見ていきましょう。
保有している指名権は、1巡14位、2巡46位、3巡76位、4巡107位、4巡117位、4巡135位、6巡184位、6巡187位、6巡192位、6巡210位、7巡245位と中位以下は多いですが、やっぱり3巡までの少なさが気になります。現状のNEの問題は各ポジションに優秀な選手をそろえたいというのが本音のため、3巡までの指名権を増やしたいと思っています。(トレードしなかったら各チーム、3巡までに3つしか指名権はないのに不思議なことを書いている気分)
それを踏まえて、ドラフト1巡目の1日目の考察はプランが数本考えられます。
1. CB(特にChristian Gonzalez)もしくはLT(Broderick Jones)を14位で指名。最悪トレードアップしてでも取る。
2. 14位で違う選手をBPA(Best Player Available)指名する。候補としては、Lukas Van Ness、Myles Murphy。
3. 14位からトレードダウン。1巡下位から2巡の指名権を増やす。
今ドラフトは1巡級が不作ですが、2巡3巡の2日目に指名する素材は多くいるので、チームを着々と強化するのではと思っています。
そんな指名が考えられる選手を紹介。まずはオフェンスライン。とにかく欲しいのは、Broderick Jonesですが取れなかった場合を考えるのも重要。
Tyler Steen | OT | Alabama | 6-6 | 321 |
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シニアボウルの評価が高く、シニアボウルの結果から指名に走るタイプなのがNEなので、結構Steenの可能性は見ています。
Marte Mapu | S | Sacramento St. | 6-3 | 216 |
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無名校からの指名が結構好きなNEの傾向。LB並みのサイズのS。TEを抑える役割としては欲しいとも思えます。3巡で取れるかどうかの素材。
Dalton Kincaid | TE | Utah | 6-4 | 246 |
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Jonu Smithを放出し、Mike Gesickiは取ったけれどデプスが薄いタイトエンド。実は欲しいと思っているかもしれない素材。1巡下位から2巡とみられているので結構ギリギリ。
Jaquelin Roy | DT | LSU | 6-3 | 305 |
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Christian Barmoreが期待ハズレになりつつあるうえ、他の選手の高齢化も厳しいのでDLは一人3巡までに備えたいというのが本当。
Ivan Pace Jr. | LB | Cincinnati | 5-11 | 231 |
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身長の問題はあれど、ハイモーターなLBは欲しいのも本音。3巡から4巡あたりで指名が来そうな評価。この辺りチームによって評価が変わる。引退したDont'a Hightower級のLBが今ドラフトにいないのも現実だが、だからと言ってLBの補強がないのは心許ない。
以上の5名に加えて、Jordan AddisonかZayb FlowersのいずれかのWRを指名出来たら、強化としては美味しいプランCかもと思います。
あとは、CBについて。私の1番の希望は戦術のGonzalezですが、彼は早々に売れる可能性が高いので、取れそうな選手を考えた場合、Emmanuel Forbes、Julius Brentsというのは可能性があります。指名するなら後者は体躯の良さがあるので、小型のCBしかいない中でほしい素材ではあります。昨年は取りそうなウワサがあったMarcus Jonesが3巡でリーチかと思っていましたが活躍しましたので、今年もBrentsの3巡はアリかもと思いたい。(大型CBなので残るか否かが難しい)NEはCBを下位やUDFAで上手に拾ってくる伝統があるので、そちらにも期待。
Sは、Devin McCourty引退に伴い、Brian Branchというモックドラフト予想もあったりはしますが、NE側にそんな雰囲気が少ない。一応FSには、Jalen Millsがコンバートという話も出ていて、高順位で使う感じではないのかもと思います。Mapuは個人的に見たい。
兎にも角にも、実際のドラフトでどんな展開が起こり、誰が指名されるのか、楽しみです。NEは昨年Cole Strangeという大変残念な指名をしてしまいましたので、今年は挽回してもらいたいものです。