• 敗退記念

バイエルンの進出も喜ばしいのであるが、何故かリヨン敗退に感慨に耽ってしまう。
彼らが一番強かった頃に準決勝を戦わせてやりたかったと思う次第。
そんなわけでオランピック・リヨネーが強かった頃を振り返り
・2004-2005
グループリーグを最終節ユナイテッド、トルコを嫌って敗戦したために首位通過。
(その後ユナイテッドは苦手なミランにやられました)
そして、1回戦で当たったのが、ドイツ王者、ブレーメン。かの有名な試合である。

このフリーキックで有名な敵地初戦が3-0。
本拠地での試合が7-2。

メンバーはというと実は、センターフォワードがいなくて誰が最後に点を取るかで悩むけれど、セットプレーの力もあるし、中盤にエラい選手が揃っていたので本当に強かった。(マイケル・エッシェンとマーマドゥ・ディアッラ
ただ、得点力不足は最後の最後、Pk戦負けという悪夢の結末で準々決勝敗退。
・2005-2006
そんな待望のセンターにノルウェー人、ヨン・カリューが加入。中盤のエッシェンチェルシーに引き抜かれたけれど、入れ替わりで入ったチアゴ・メンデスの創造力もあって攻撃は本当に強くなった。
グループリーグから

マドリー相手に素晴らしい勝利。このジュニーニョ・ペルナンブカーノフリーキックどうよ。上々の滑り出しで勝ち進んだものの、最後の最後にミランの経験の違いを見せつけられて敗戦。あと一歩を超える力がなかった。
その後は確かに決勝トーナメントに進出して、ベンゼマが素晴らしいゴールを決めても

ジュニーニョがこんな素晴らしいフリーキックを決めても、チームとして負けて納得して仕方なかった。
実績からしてこのクラブは本当に優秀(連続出場だけでも優秀である)、しかし何故か最後の最後に神様に微笑んでもらえない。実に惜しいチーム。
この2つの負け方は、神様が本当に強くて且つそれ以上の何かを持っているクラブにしか栄誉を与えないという意図ならば本当に、ねぇ。2002年のレバークーゼンの、あんなに素晴らしいフットボールをしたクラブが、ジダンの超スーパーミラクルボレーとカシージャスのウルトラ過ぎる守りに阻まれるのと同じくらい。