• 立て直しって何?

バルサの今のスタイル、2003年のライカールトテン・カーテからスタートしたってことを今更おさらい。
2003年、前年のルイス・ファン・ハールが最悪の開幕を迎え、途中で解任、ラドミール・アンティッチを監督に据えるもチャンピオンズは準々決勝、ユベントス相手にホームで延長戦の末に敗れ、リーグは散々の8位で終了、その後の会長選挙で当選したのがジョアン・ラポルタで、彼の公約がロナウジーニョ・ガウショの獲得だった。そして監督にはフランク・ライカールト、助監督ヘンク・テン・カーテ体制となったのだが。
実は、開幕スタート、このときも失敗。4-4-2にした時の左アウトサイドのロナウジーニョが攻撃大好きで上手くいかない、GK新加入ルシュトゥ・レチベル大失敗、サイドに素晴らしい選手を固めてのワントップでは肝心要のデランテーロ、クライフェルトが余りにも酷い状況、中盤の守備にも問題があってまぁ酷かったなぁという思い出。
そこで、冬の移籍市場、監督マルチェロ・リッピとの不和でチームと離れることになったエドガー・ダービッツを補強して、彼が中盤の守備を担うことで変化が生まれ、4-3-3のスタイルが生まれることに。3トップは左からロナウジーニョサビオラルイス・ガルシアという布陣。
重要なのは、このスタイルの継続の前提の元に、2004年に入った面子は、守備の安定から図ることを重点に置いて、エヂミルソン、デコ・ソウサ、ベレッチ、それでもってヘンリック・ラーションと順序があって、勝つチームの構想が見えてくるのだが、(ついでにたまたまだけど、カンテラからイイのが出てきやがる)
では、メレンゲスはどうなのかといえば、如何せん、余りにも急激なマヌエレ・ペジェグリーニからのホセ・モウリーニョってのは、結果を求める方がおかしい、という感じにしか思えないこともあるんだ。ただ同情はしないよ、勝って当たり前のチームだから。来年、勝つ前提や根拠が見えないから困っているんだよ。