CLELがWOWOWになった今日この頃

いつも使っていたFootballTacticsがFlash終了により
使用できなくなったので、新サービスのTacticalistaを使うようにしたんですが
書きたい項目を書くのが大変です。
慣れるまで少々時間がかかる。

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LEILIV

CLが始まる前にレスター・シティー対リバプールだけは作りました。
この試合のポイントは、レッズの守備の崩壊を取り上げられることが多いですが
個人的には攻撃も歯車が狂っているような印象を受けます。
ボールは持っていたけれど、相手の守備者を背走させるような攻撃ができておらず
スピードのあるモハメド・サラーやマネが抜け出してシュートを撃つという形を多くできていませんでした。
(前半にサラーに1回だけ)
相手のゴールを脅かす意味では、失点する前からジェイミー・ヴァーディのヘディングシュート然り
フォクシーズ側に明確な意図のある攻撃ができており
結果としてはそれ相当というような試合です。
強いチームなら内容が悪くても勝って勝ち点を拾う、ということができるハズですがそこまでできない。
そんな試合でした。xGの値は端的に試合を物語っているようにも思います。


それにしてもマイアミゴールしてもxGの値ってそんなに高くないのね。0.59ですよ。PKよりも低い。
フィルミーノのオフサイドだけど、レフリーが流しちゃったから結果的にシュートおよびGKセーブがついたシーンは、0.67。
このスタッツとどう上手にお付き合いするのか、数字を見る側面の難しさを感じます。

How to score, Winning Formula サッカーブログにおける視点

さ、スーパーボウル終わってしまったので
サッカーをちょっと真面目に見るブログを再開しようと思います。
それにあたって、個人的に思うことおよび今回の中心軸とすることを記述します。


まず、日本のサッカー言論で見られるサッカーの分析は
プレーがどうだ、プレーヤーがどうだ 系統と
戦術で、こっちがあっちでこう動く 系統
が多い印象を受けていますが、
試合を分析する上で

何で試合に勝てたかを決めるのは
得点を相手よりも多く上げ、相手よりも失点を少なくする
ということに極論たどり着くわけで、そこを書かないのははっきりいって意味がない。
コレスポンデント的な文体になりうる可能性もありますが、とにかくゴールから試合を分析していきたく。
何が得点を生み出すのか、得点を生み出す構造はあるのか、得点を生み出すために何をしなければならないのか、etc
燃料ない車が、シャーシを変えようが、エンジンを変えようが、走らないのと同様に、分析は現実的にいかねばなりません。

加えて重要視する要素が、兵站です。

素人は「戦略」を語り、プロは「兵站」を語る

ちょっと前に出た本ですが、この言葉を見て思ったことは、如何なる戦術や戦略をあれこれ言っても
結局兵站、即ち戦力の要素を理解してこその実践になります。そういった土台の要素を考えないでああだこうだ書いたって正直響きません。
どんなに頑張ったって、赤ワインで白ワインのする味を作成することはできません。道を究めてできるのは極上の赤ワインです。
そういうスタートとゴールをわかっていないことはしたくないんです。


あと、試合分析以外に行いたいことは
フットボールの語彙を考察することです。
世の中には面白い本として、チョコレート用語辞典、ワイン用語辞典、など見やすく面白い本はありますが
このサッカーおよびフットボールにおいては、日本の中でも各人で意味が違う言葉、英語実況と日本語で意味が違う言葉、誰がこんなの使っているんだ用語、ちょっとこれおかしくない?って言葉、日本語としてよろしくない言葉、などなど見聞きするわけで、そういった部分の個人的な意見を書いていく中身にしていきたいです。


そんな感じで、2020-21シーズンの残り期間、プレミアリーグブンデスリーガチャンピオンズリーグを中心に、書いていければと。どうぞよろしく。
ちなみに表題の「How to Score」と「Winning Formula」は、それぞれサッカーの書籍としては優秀な本のタイトルです。

もう、NFLの試合が3試合しか残っていないですよ。まずいですよ。

NFL

忘れないうちに、今季のプレーオフ予想の結果

地区 予想 結果
AFC東地区 ニューイングランド・ペイトリオッツ バッファロー・ビルズ
AFC北地区 ピッツバーグ・スティーラーズ スティーラーズ
AFC南地区 インディアナポリス・コルツ テネシー・タイタンズ
AFC西地区 カンザスシティ・チーフス チーフス
ワイルドカード1 バッファロー・ビルズ ボルチモア・レイヴンズ
ワイルドカード2 クリーブランド・ブラウンズ インディアナポリス・コルツ
ワイルドカード3 テネシー・タイタンズ クリーブランド・ブラウンズ
NFC東地区 ニューヨーク・ジャイアンツ ワシントン・フットボールチーム
NFC北地区 グリーンベイ・パッカーズ パッカーズ
NFC南地区 アトランタ・ファルコンズ ニューオーリンズ・セインツ
NFC西地区 シアトル・シーホークス シーホークス
ワイルドカード1 ダラス・カウボーイズ タンパベイ・バッカニアーズ
ワイルドカード2 ニューオーリンズ・セインツ ロサンゼルス・ラムズ
ワイルドカード3 デトロイト・ライオンズ シカゴ・ベアーズ

AFCは予想通りに来るチームがほとんど。
ボルチモアを入れなかったのは、あのラマー・ジャクソンのRPOが好きじゃなかったというところですが、ペイトリオッツの連続地区優勝が途絶えたのは時代が変わったんだなぁという印象。地力の印象としては開幕前からビルズが強いだろうという印象はありました。むしろ、最後の最後までプレーオフの可能性があった、マイアミ・ドルフィンズはよくやったと思うし、パッツもあの戦力でまぁ頑張ったよ。問題はキャム・ニュートンの契約をするのでしょうか?という点。あとは、フィリップ・リバースの引退で、来季のコルツはどうなりますやら。コルツはマーロン・マックのシーズンエンドの怪我をジョナサン・テイラーが埋めたのは良かった。
AFCのダメだったなぁチームは、最初の1勝だけだったジャクソンヴィル。開幕前からの内紛したりしてちゃ強くならない。ニューヨーク・ジェッツは謎のプレーコール事件。ともあれ地力を考えたら至極順当。唯一残念だといえばヒューストン・テキサンズくらいでしょうか。ここもデアンドレ・ホプキンスのあれこれ問題がありましたからね。
NFCの予想としては、アトランタが開幕前に先発全員ドラフト1巡の攻撃陣を夢見たら叶わず最初から凡走しました。ダメですね。今季の一番有名なシーンがトッド・ガーリーの残念TD(ライオンズ戦)じゃあ虚しい。対してトム・ブレイディがやってきたバックスが久々のプレーオフ。ダウン数を間違えるとかやらかしもありましたが、シーズン終盤によくなった印象。
HCもクビ。ジャイアンツは開幕戦のピッツバーグ相手の大敗を考えたらシーズンを通じて頑張りました。特にフィラデルフィア・イーグルスとのTNF、ダニエル・ジョーンズのオーディブル「イーライ」からのSB46のサイドラインキャッチを思い出させるあのパスは感動しました。W17のSNFまでプレーオフの可能性がありましたし、来季への光が少し見えました。あとはドラフトだ。対してイーグルスはSNFで酷い試合をした挙句HCがクビになりました。4thダウンギャンブル好きなのはともかくQB問題と跡の復活。それでも来季はウチが大勝して久々の地区優勝を取りたいところ。
その他、サンフランシスコ・49ersが怪我人の多さでは苦しんだ印象。ついでにホームスタジアムも使えなくなったりしましたし。ラムズは強いのか強くないのかよくわからないながら激戦の地区で勝ち星を重ねました。ミネソタ・バイキングスがあと一歩の爆発力に欠けたのは否めない。デトロイトは結局守備が悪くてHCがクビ。そんな中でワイルドカードに滑り込んだのがベアーズ。QBやらプレーコールやら色々堂々巡りしましたが、ここも何年も続けて強いチームになるにはまだまだ課題が多い。

とりあえず、残り4チーム。
パッカーズバッカニアーズ、チーフス、ビルズ。
結局良いQBを持っていて、チームの地力が強ければ勝ち上がる。
わかりやすい。

ブログを毎日書くモチベーションが欲しい。
もしくはツイッターにハマってる時間を減らす努力が・

NFL

2020NFL優勝予想

AFC東地区 ニューイングランド・ペイトリオッツ
AFC北地区 ピッツバーグ・スティーラーズ
AFC南地区 インディアナポリス・コルツ
AFC西地区 カンザスシティ・チーフス
ワイルドカード1 バッファロー・ビルズ
ワイルドカード2 クリーブランド・ブラウンズ
ワイルドカード3 テネシー・タイタンズ
NFC東地区 ニューヨーク・ジャイアンツ
NFC北地区 グリーンベイ・パッカーズ
NFC南地区 アトランタ・ファルコンズ
NFC西地区 シアトル・シーホークス
ワイルドカード1 ダラス・カウボーイズ
ワイルドカード2 ニューオーリンズ・セインツ
ワイルドカード3 デトロイト・ライオンズ

もう、開幕ですか。サッカーのシーズンが後ろに倒れた分、アメリカンフットボールの情報を整えるのに時間を割くのが大変。そしてプレシーズンがないから、予想は難しい。
とりあえず、今季は観客の数を制限したり、無観客にするので、クラウドノイズの効果が減ります。故にQBが優秀なチームの方が勝ち星が増えると思っています。あとは勝つ方法を理解しているチームこそ勝ちます。
そして地区のストレングスを考えると、有利なのはAFC北とNFC南という認識。ピッツバーグクリーブランドを入れて、ボルティモア・レイヴンズを外したのはQBラマー・ジャクソンが今季活躍するのか否かの判定が難しい点。RPOで確かに活躍していましたがQBとしての未熟な点は否めず、対戦相手も分析をしっかりしてくる今季勝ちは伸びない気がしています。ただドラフトで守備の上手な補強をしているので、攻撃よりも守備で勝つ可能性はありますが、3年目のベイカー・メイフィールドを期待してクリーブランドを上に。トム・ブレイディが加入したタンパベイ・バッカニアーズより個人的にはアトランタ、マット・ライアンとフリオ・ジョーンズのコンビの方が好きなんでこちらを上に、怪我さえなければと言われているチーム、予想では上になるのは致し方ない。攻撃の先発11人が全員ドラフト1位かという夢がありましたが、トレッドウェルがカットされたので泡と消えました。残念。
また、今季期待と言えばバッファローAFC東地区のペイトリオッツの連続優勝記録を途絶えさせるとしたらここだと思いますが、キャム・ニュートン加入のパッツが、ビル・ベリチックの手腕で優勝する姿が見たいので、ワイルドカードへ。サンフランシスコ・49ersはスキルポジションの不安から期待値を下げ、西で残ったのはシアトルのみ。アリゾナ・カーディナルズがWR豪華であり戦力未知数で怖い。NFC東はダニエル・ジョーンズ、セイクオン・バークリー、上手くかみ合えばという願望。ドラフト1位で指名したLTアンドリュー・トーマスにとにかく頑張って欲しい。一般的にはダラスとフィラデルフィアの2強らしい。NFC北は混戦だと思いますがそういう時こそQBで決める裁決。AFC南はテネシーインディアナポリスの一騎打ちだと思いますが、フランク・ライクで復活するフィリップ・リバースというのが見てみたいのでコルツを上に。タイタンズはデリック・ヘンリーのランが安定して出せれば強い。ヒューストン・テキサンズは開幕からの対戦相手が厳しくスタートに失敗する予想です。

スーパーボウルの予想ですが、NYGを除いて考えたら、戦力ダウンの少ないKC対GBみたいな感じでしょうか。奇しくも第1回スーパーボウルと同じカードですね。期待はNYG対NE、3度目の正直決戦。

今更、チャンピオンズリーグ決勝2020 分析

コロナ禍後、サッカーのシーズンはほぼ毎日サッカーの試合があり
分析を作るよりも、まずサッカーの試合をみるだけで精一杯という
とても珍しいシーズンを楽しみました。
ドイツ、ブンデスリーガDFBポカール、そしてUEFAチャンピオンズリーグを制した
バイエルン・ミュンヘン。7年ぶりの三冠、とても強かったですね。
ブンデスリーガ全体を考える記事は、次回にすることにして
まずはチャンピオンズリーグの分析。

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PSGFCB

この試合を大きく分けたのは1つのゴールであり
実はxGの値は1.1対1.1の互角。
マヌエル・ノイアーの2度のスーパーセーブ、ディ・マリアのシュートが決められなかったこと、が決め手と思います。
パリ・サンジェルマン育成出身のキングスレー・コマンを起用して采配が当たるのは
バイエルンのハンジ・フリックが凄い慧眼とも思いますが、
試合で凄かった選手を上げると先述のノイアー、そしてチアゴ・アルカンタラ

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thiago1
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thiago2

になると思います。
両チームともにプレスの力が相当によく、両チームのパス数が多くなく互いにパス成功率も80後半の値を出させない、という試合の中で
中央で上手さが目立つ選手であり、試合を舵取りできる存在がチアゴでした。
彼がアンカーミッドフィールダーとして機能しているわけです。
スタッツに載らない記録として、まず守備のカバーリングが上手い。
ドリブルやトラップの基本技術が高く相手選手にボールを奪われる数が少ない上、長短のパスが上手い。
そしてプレーするエリアが広い。
パトリック・ヴィエラアンドレア・ピルロクロード・マケレレハビエル・マスチェラーノといった2000年代を代表する選手達をハイブリッドしたような選手。
思えば、15年前にチャンピオンズリーグマガジン(UEFAの公式マガジン、日本語版もあった)で、「次世代のアンカー」という記事をジョナサン・ウィルソンが書いていましたが、その頃はピルロが期待されていました。そして15年後はピルロ以上という感じ。
加えて、マイケル・コックスが彼のブログ「Zonal Marking」で提唱し、ウィルソンも使っており世界中で通用する言葉になったディープライイングプレーメーカーとしても、彼は素晴らしかった。(Anchor Midfielderの語彙が昔のイングランドでの使われ方とは若干変化しているのでね)


先の試合を分けた点に話を戻しますが、バイエルンが失点を食らうなら、高いバックラインの裏、特にライトバックの裏が狙い目でした。準々決勝のバルセロナ戦の1点目もダビド・アラバオウンゴールになったのはジョルディ・アルバの突破。ブンデスリーガバイヤー・レバークーゼン戦の失点も裏をあっさり突かれて先制され、ビハインドになりましたし、ボルシア・メンヒェングラートバッハのようなサイドに速いチームに(レヴァンドフスキミュラーの出場停止もあるけど)苦戦したのも納得できるところなのです。
そんなバイエルンに対峙する、速い、そして上手いアタッカー、ネイマール、そしてキリアン・エンバッペがいるPSGでした。ネイマールの17分のシュート、狙い方としては秀逸でした。奪って前へ、ダイレクトに速い、抜け出したネイマールが1対1。ただ、股下を狙ったシュートを決めさせないノイアーの実力というところでしょう。
ただ、試合全体を支配していたのは、バイエルンという実感です。相手の上手いところを出させる前にプレッシングする、
結果がパリのパス数とパス成功率に如実に出ていますし、パリの人選の泣き所でした。

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pass

マルコ・ヴェラッティが怪我していたために全開というわけではない状態。対するティアゴのような役割を担えるとしたらヴェラッティくらいしかいないわけです。
中盤で相手より上手く、保持できない上に、前への推進力となる中盤に選手がいない、難しいし苦しい。相手を支配するに至らないわけです。
他方、コマンの得点について、ウィングの彼がヘディングで決めたゴールは、PSGのシステムの泣き所でした。
ちょうどチアゴ・シウバが釣り出され、プレスネル・キンペンベが移行し、空いたスペースをレヴァンドフスキが狙っているためレフトバックのケーラーは中央側のケアをしなければならない、という条件で大外のウィング、コマンが簡単にクロスを待つことができる状況。
レフトバックの更に外側を守備する状況の場合、誰が守備に入ってくるべきだっただろう?ウィングの選手?
それともミッドフィールダーの誰かがバックラインのケアに入る出来だったの?
マルキーニョスがもっと深い位置まで下がって守備をするべきだった?
という様々な難しさがある場面です。
2010年のUCL準決勝、インテルバルサで、似たような場面を見ています。右ウィングのレオ・メッシがいちいち戻るわけにもいかないし、パンデフエトーミリート、そしてスナイデルに見事にやられた失点ですね。サッカーは進化をしているのか、歴史を繰り返すのか、とても考えさせられます。深い。


試合を決めた点は1点でしたが、実感としてはバイエルンの完勝。やはりヒートマップはウソはつかないですよ。試合を支配していたのはバイエルン・ミュンヘン

NFL Draft 2020 2日目までを終えて

ドラフト2日目が終わりました。
まさか、ビル・ベリチックの本体が犬だったなんて、驚きでしたね。
そしてNEから2巡37位指名を受けたのが、Kyle Dugger(S,Lenoir-Rhyne)でした。
ディヴィジョン2の選手で、シニアボウル、コンバインの評価が良かったために
どこかで指名はされるだろうとは言われていた選手ですが、この高評価でした。驚きです。
www.youtube.com


で、その直前NYGが2巡36位指名したのはXavier McKinney(S,Alabama)。Safetyでは一番手の指名になりました。
1巡級の評価だった選手ですし、Antoine Betheaが抜けることを考えると補強が必要なポジションでした。良い指名と言えます。
ただ個人的には、Yetur Gross-Matos(EDGE,Penn State)も見たかったですが、エッジラッシャーよりも先にセーフティでした。
Gross-Mataosは2巡38位でCARから指名。守備補強が急務のチームは1巡でDerrick Brownでしたし、豪華な指名な感じがします。
NYGの3巡68位はNYJにLeonard Williams獲得のためにトレードしていましたので、次の指名が3巡99位でした。
指名したのはMatt Peart(T,Connecticut)でした。背が高い、手が長い、一歩目が速い、という強みで指名と思われますが、
1巡でAndrew Thomasを指名したので右Tの位置を争うものと思われます。
ニーズが他にあった気がしたので予想外でした。Nate Solderと大型契約したけれど・・・って状況ですから致し方ないののか。


3日目のNYGが指名したいポジションは、まずはIOL(Interior Offensive Linemen)です、特にC(Center)です。
NYGが熱心に狙っていたと考えられるのは、Matt Hennessy(Temple)でしたが、3巡78位で指名されてしまいまして
2日目が終わった中で、残っている一番良い素材は、Tyler Biadasz(Wisconsin)でしょう。4巡110位(4番目)で指名ができるでしょうか、心配になります。
ラインの指名が叶わなかった場合は、EDGEでしょう。Curtis Weaver(Boise State)を取ってしまって欲しいですね。
とりあえず、3日目のドラフトで大事なことはチーム戦力の底上げ、弱点のポジション、IOL、EDGE、LB、は欲しい。CBやWRも一芸に秀でているタイプは欲しい。
個人的には、WRのCollin Johnson(Texas)は注目しています。今ドラフトの指名候補の中で背が高いポゼッションレシーバーが少ないんでね。
あとは未練杯で担当したSFの場合は、CBです。5巡からの参戦ですが、なんとか補強が必要なポジションです。
そしてStephen GostkowskiがいなくなったNEが、Kを指名するタイミングと、誰を指名するかというところ。注目かなと。NEの場合は、Jake Fromm(GeorgiaJacob Eason(
Washington)
とQBの有望株が売れ残ったので、指名する可能性もあるかなとは思っています。


さて、今日のドラフト2日目、LVRのドラフト指名には驚かされましたね。
1巡でHenry Ruggsを指名したチームが、3巡80位でLynn Bowden(Kentucky)をRBとして指名(これには各所で困惑の声が)し、続く3巡81位ではWRのBryan Edwards(South Carolina)を指名。
Bowdenは大学時代はWRです。ワイルドキャットQBとして投げることはありましたが、基本的にWRかRSです。意味が解らない。意味が解らないけれどスピードある選手をRuggsと共に補強と言うジョン・グルーデン、マイク・メイヨックのイズムが。面白さと混沌をもたらしてくれます。一体全体、フランチャイズを移転したレイダースはどういうチームになってくれるのか、AFC西地区はとても興味深い。

NFL Draft 2日目の注目選手

さ、ドラフト1日目が終わってしまいましたが
続いて2巡目、3巡目指名の2日目が待っています。
今年のドラフトは2日目向きの選手が豊富にいると言われています。
注目選手を考えていきましょう。
未練杯で担当したSFは、次の指名権が5巡の156位までないので、ちょっと残念。
CB(Corner Back)をどうするのか、心配になりますね。
NYGとしては、やはりEDGEが欲しいと思うところ。
残っている有望株としては、Yetur Gross-Matos(Penn State)が残っているので取りたいですね。
2巡の36位まで残るでしょうか。


気になるポジションとしてはS(Safety)が1巡では誰も指名されませんでしたが、誰が最初に指名されていくのか注目。
Xavier Mckinney(Alabama)Antoine Winfield Jr.(Minnesota)Grant Delpit(LSU)あたり
どういう順番で、どのチームに行くのやら。特に元MINのWinfieldの息子がどこへ行くかは注目。2巡58位まで残るとは考えにくいのですが。
32位指名でやっと指名選手が出たRB(Running Back)もチームの攻撃に重要な存在ですから気になります。
D'andre Swift(GeorgiaJonathan Taylor(Wisconsin)J.K. Dobbins(Ohio State)Kam Akers(Florida State)
タイプ的には絶対的エース格にはなり辛いものの、ランにもパスにも、細やかに助けてくれるタイプ。
上手いこと役割分担を敷いて、チームの攻撃を活性化していくようなタイプの印象。
私の好きなデカくてゴツくて、ゴリゴリ進んで、守備の体力を消耗させるタイプがいないんですね。残念。


そして、チームの戦略のあれこれの違いが出そうなのは1日目に続いてWRだと思います。
背が高いポゼッションを助けるタイプの選手が残りました。
Tee Higgins(Clemson)Danzel Mims(Baylor)Michael Pittman Jr.(USC)Chase Claypool(Notre Dame)あたりはどこが持っていくのか興味深い。
Pittmanは父親が元TBでスーパーボウル優勝時のRBで、USCでちゃんと卒業して、ワンダリックテストはWRでは1番、スペシャルチームでも頑張るということで
存外、どこも欲しいと思うので、パサーが良いチームで輝いて欲しいところ。
Laviska Shenault Jr.(Colorado)Donovan Peoples-Jones(Michigan)とか、面白系のWRも結局どこへ行き付くのか。気になります。
特に怪我さえなければ1巡もあったかもしれないShenaultは、特に。昨今のRPOやガジェットプレーが流行っている時期だからこそ。


あとは、1巡の可能性も言われながら指名されなかったJosh Jones(Houston)は、どこが指名するのか。
素行不良が警戒されたKristian Fulton(LSU)もどこまでスリップしていくのか。特に今回のドラフトはCBが読めません。
HCやDC、そしてフロントの好みが一番出るのでしょうけれど、1巡選手の4番手でDamon Arnette(Ohio State)が19位指名のラスベガスは驚きでした。
故に、そのあと残ったCBの指名が、昨年のドラフトも序盤はDBがたくさん指名されましたので注目でしょうか。


お祭りの感のある1巡目に比べ、より戦略性を感じる2日目のNFLドラフト。
兎にも角にも、上手いこと補強をして、久々のプレーオフ進出のための足掛かりとなる指名をしてもらいたいものです。
個人的な希望は2巡にGross-Matosの、3巡はLogan Wilson(Wyomig)とかになると面白いんですけどねぇ。
過去、LBの指名でミスして守備に泣いてますから、本当にそろそろ悪しき伝統をなくしたい。