アカデミック

近頃流行の言葉である「三位一体」の改革でございますが、最近、この「三位一体」の語源でありますキリストについて、クリスチャンの友人と話をして、論争(本当はブッシュ政権のキリスト教原理主義:福音主義者の話をしていたのに)になりました。それは勿…

id:crosstalk:20041203#p1さんの処で教えて貰ったのであるが、20世紀の美術におけるベスト5。マルセル・デュシャンの「泉」はパブロ・ピカソの「アヴィニョンの女」「ゲルニカ」よりも評価が高いと。確かに泉のほうがセンセーショナルだからね。今、大阪の…

ハイデッガーだと死に対して自分を投企することで、自己の存在を見出すことができるとなるとするのだが、果たして本当にそうか?と思ったりはしている。勿論、これは「存在と時間」が未完に終わったことで解決されないことであるが、ハイデガーの色々な本を…

哲学史上におけるニーチェの役割。 最近、ミシェル・フーコー関係の本を読んでいるので、思うことがある。実を言うとフリードリッヒ・ニーチェの役割は本当に大きいのではないかということであるが、私は昔からドイツ観念論をよく読んでいたので、最終的には…

昨日の本屋での暇つぶしの中で、気付いたら軽装版 解析入門〈1〉と軽装版 解析入門〈2〉と見つけた。幾何学、解析学は案外楽しい。入門に使うなら良いと思うよ。 「カントもヘーゲルもパスカルもデカルトも元々は数学者」だからね。何か思いつくんだろうな。…

昨日、普通に本屋で時間を潰していたのだが、政治―政治学から「政治界」の科学へ (Bourdieu library)という本を見つける。日本の場合、政治について書く人間は政治学の教授か、学会に関与しない評論家と独自調査するジャーナリストしかいない。政治の切る視…

哲学って何?何だろうね。 元々は智慧(仏教用語だが気に入っている)を追求する学問だったと思うが。 全ての知的分野は哲学に帰結する。その為に哲学の分野は膨張しているのさ。そして複雑になった。様々な情報が入り組んでいる。 人間は誰しも思考して行動…

カントの純粋理性批判も読んでいるのだが、何故か三国志関係の本を読んでしまっている始末。 ところで、三国志演義が蜀漢を主役にしたかというと民族主義の立場から理由に感心している。「漢晋春秋」から蜀を正統と書き出しているそうだが、この時代は東晋で…

名監督=名伯楽=軍師ということでこのネタを ところでタイトルの2人は諸葛亮孔明と龐統子元なのであるが、とある本を読んでいて、陳寿(三国志の作者)は諸葛孔明に対して面白いことを書いている。曰く 「連年軍勢を動かしながら、成功しなかったのは、思…

カントを読んでいる中でのふと思うこと。 日本人が西洋哲学で困ることの大きなことは主語、述語概念だと思う。(ハイデッガーで有名な「存在はレアールな述語ではない」と言う言葉は理解するのに苦しんだ。) つまり、日本語の発想からすると主語のあとに述…