ヴェストファーレンシュタディオン(現ジグナル・イドゥナ・パルク)には黄色がよく似合う。そういえば日本もブラジルと。

トップ下はアレクサンドル・イサクション選手を脳震盪をさせたキム・シェールストロームじゃないのかよ。残念だ。とはいえアンデシュ・シュヴェンションが悪いわけではない。このチームの一番の問題はライトバックだが。ダニエル・アレクサンデションも元々中盤の選手です。クリスチャン・ヴィルヘルムションの位置。
攻めども攻めども、得点決まらず。
しかし、スウェーデンミドルシュートを撃つ選手がいないんですかね。後半積極果敢に攻めまくっているが、ゴールが割れない。ヒースロップが確変しているのもあるが。アレクサンデションのクロスがヘタクソなのがとても心配だ。ライトバック、オストルンド必要だったんじゃないか?
結局勝てるゲームを勝ち損ねた。後半途中投入されたマルクスアルバックはシュートシーンが何本もあったのに決めることが出来なかったのが痛かった。痛恨の極みだ。ドリニダード・トバゴのレオ・ベーンハッカー監督の退場者が出てからFW投入し、常に二人のセンターバック相手に1対1、2対2を作る状態ができるよう準備する采配は流石名将。逆にラーゲルベックは交代するタイミングが遅すぎだよ。勿体ない。あと、ミドルシュートを撃ったのが結局ラーションだけだったのがいただけない。シェールストロームやスヴェンションはヘタじゃないんだから一度相手の注意を喚起するためにも撃つ必要があった。前の試合のランパード、ジェラードと大違いだ。
こんなに点が入らなくてイライラしながら見る試合も久々だよ。一方的な展開で点が入らないんだから。

(主審 フランク・デ・ブリーケル ベルギー)
結果的にアルゼンチンが勝ったわけだが、チームの攻撃における相手を崩した回数を数えるならば遙にコートジボワールの方が多く、中盤のリケルメ相手にヤヤ・トゥーレディディエ・ゾコラはよく対応していたが、それでもあのハビエル・サビオラのアシストパスは素晴らしかった。ただあれ以外に彼がプレーで目立っていたわけではなくて、難しい。このリケルメ心中がはっきりと出ていたチーム。守備に関してはライトバックのニコラ・ブルディッソのところを攻められまくっていて、個人的にハビエル・サネッティがいたらなぁと思ってしまった。攻撃もリケルメだけで味気なくて前線のエルナン・クレスポに収まる回数が少ないと。前回大会も初戦は勝利したが、その後勝ちきれなかったチームでどうなるやら。やはり組み合わせ抽選、メンバー発表から前途多難と思ったが結果通り。
コート・ジボワールはディディエ・ドログバの1点だけに終わったが、良いプロセスを何度も見せ、ゾコラ、ケイタ、アカレ等の中盤の選手が追い越して攻めるプレーは良かった。優秀なチームだ。ただボナヴェントゥル・カルーが巧く機能していたわけではなかったので、早めにアルナ・ダンデーヌに交代してツートップにしたら良かったと思うんだがね。まぁ監督のアンリ・ミシェルが嘆いたとおり経験の差が出てしまった。それが特にディフェンス、名前からしたらプレミアやリーグアンでトップレベルの選手だがワールドカップは違うんだね。やっぱり。