NHKの発音は変なことになることが多いのだが、ジーニャ(ブラジルから帰化したアントニオ・ナエルソン選手の愛称)をスペイン語読みしてシーニャというのはかなり違和感だ。ランザートをランドザートというのもねぇ。一番イカンのはノイヴィル大帝がヌビルになることだ。

(主審 オスカル・ルイス コロンビア)
オランダを相手に同じシステムである4-3-3でガチンコ対決を挑んだアンリ・ミシェル。中盤にディディエ・ゾコラヤヤ・トゥーレというダイナモがいたおかげでそれは成功していた。内容としてはオランダを圧倒していたから、マルコ・ファン・バステンはトータルフットボールからカテナチオへとチームを変えてしまった。チームのアキレス腱であるバックラインは不安定さを隠しきれず、残り20分よく失点しないで耐えたものだ。しかし、ジョニー・ハイディンガを代えてハレド・ブラルーズという交代なんだが、ブラルーズが中で、アンドレ・オーイェルが右ではなくて、ブラルーズが右だったので、フルバックとしての攻撃参加がないのもねぇ。バックラインからの押し上げがないから、中盤でのボールキープもできなくなって悪循環にハマった、あれは不安です。次のアルゼンチン戦はおそらくガチじゃないから。一応1位になるとブラジルと当たるのは決勝になるが、準々決勝でA組1位と。

(主審 シャムスル・マイディン シンガポール
やっぱりハレド・ボルヘッティの欠場が大きく、真ん中でポストプレーヤーとしてボールを修める選手がいないものだから決定的なシーンが少なかった。ジーニャがトップ下だろうと前がおらんじゃ話にならん。というわけでチーム全体で攻撃を仕掛けるために積極的にラファエル・マルケスが上がったりして攻撃したが、交代した選手も特に良かったわけでもなく。相手GKジョアン・リカルドに止められたりして残念ながらスコアレスドローと。何かトリニダード・トバゴスウェーデン相手にやった試合を彷彿とさせた。歴史的勝ち点1。