平和論2

前日に、なんか胡散臭い平和論とか書いたのでその続き。
つまり、何が「平和」なの?って問いがまず大事なのである。
で、本を取り出したら

平和研究講義 (岩波テキストブックス)

平和研究講義 (岩波テキストブックス)

まず平和って何から書いてあって、消極的平和論と積極的平和論があるよ、って書いてあったので安心した。(作者の故高畠通敏先生は日本を代表する政治学者です)
というわけで、戦争放棄=平和で、事がスタートするのが毎度の事ながら論理に破綻を来す理由なのであるよ。
ちなみに、もう一冊、今年になって読んだ本ですが、この文を読んで色々考えさせられたのだよ。リベラリズムの本質について

1. 人類の歴史は、自己保存のために、自由、平等、平和などの普遍的価値を求め続けている人民の意志によって突き動かされている
2. 政治集団や政治指導者達は、しょせんは、この人民の意志を代表しており、もしこの意志に逆らう時には必ず消失していく運命にある
3. 近代以降登場したリベラリズムの内容としては、自由権参政権社会権のほかに、平和権を加えなければ思想的に完成しない