• ズタボロでござる

さて、1人少なくなったチームが見事に切り崩された原因は簡単に言えば、
マンチェスター・ユナイテッド左サイドに難があったわけなので、今後も色々な皆様が頑張ってくださるだろうね、困った困った。
Footballtacticsを使って書いてみよう。
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3点目のこのシーンは、2点目と並んで最も酷い一例である。
今回のマンチェスター・シティーとのダービーマッチではロベルト・マンチーニさんの指示かどうかは知らないが、毎度のラインディフェンスを捨ててまでフルバックが上がって守備はウィングにマンツーマンという感じで整っていたのがまぁやられた原因の始まり。
さて、この図で分かるのは、とにかくパトリス・エヴラの裏がねらい所。今回はジョニー・エヴァンスの退場で普段は右をやる、リオ・ファーディナンドが左に回ったのでどうにも意味不明なポジションになっているところもこの失点の見所。(エヴラはそのために最初、バロテッリの方に釣られている)
というわけで、フルバックがポジションを離れたら誰かがそのスペースを埋めに行くのが鉄則であるが、それがアタッカーのダニー・ウェルベックアシュリー・ヤングがダメ、アンデルソンがダメで彼になったのは可哀想だ)というお話。ただそれにしても相手のライトバック、マイカー・リチャーズへの注意が甘すぎます。2点目も酷いがダイレクトプレーの連続で決まる3点目もかなり酷い。
4点目以降の失点になると、まずエヴラがそもそもレフトバックの位置にいないのがもうね頭の痛い話。
彼は確かにPSGのユース出身時代とか元々ウィングだったらしいこと、それがモナコディディエ・デシャンに拾われてジェローム・ロテンとの強力な左サイドを形成して、リーグアンチャンピオンズリーグと活躍になったわけですが、守備力に長けたタイプではないですが、バルセロナとの2回の決勝でもそうですが、相手を深い位置に押しやるには高い攻撃力のあるフルバックが押し込むことが一番良い戦略なのです、ユナイテッドはそれまではどちらかというとレフトバックもまず守備ありきで考えていたところに、ガブリエル・エインセの負傷で獲得した選手。どちらが正解かということではありませんが、今回のエブラさんの守備の穴はちょっと大きすぎませんかね。
というのが今回の試合の感想。ユナイテッドのような戦い方をするレフトバックで一番良い選手、勿論、エバートンレイトン・ベインズですね。冬の移籍市場で取れ。欧州戦出せるし。