ドイツの応援、イイよな。

  • ドイツ 4 - 3 オーストラリア

これほどまでに墜ちたのかドイツ。orz。ただそんなドイツにマジで負けた日本は・・・、考える事じゃないね。
さて、ドイツのスタメンは予想とは違い、右のサイドバックにはアルネ・フリードリッヒ、左サイドバックには本当にトーマス・ヒツルスペルガーを入れてきた。ベルント・シュナイダーは中盤で、セバスティアン・ダイスラーが控え。バスティアン・シュヴァインシュタイガーはトップではなく攻撃的な中盤の位置で2トップ、ケヴィン・クラニィを中にルーカス・ポドルスキーがシャドーという状況。センターバックにはペア・メルテザッカーロベルト・フートのコンビとなった。
個人的な感想としては、本当に大丈夫か?という印象。以下列挙。

ディフェンス(特にセンターバック

急増4バックということだったわけだが、しっかりと狙われた左サイド。これは仕方ないと割り切るにしても、センターバックもダメダメな感触。特にチェルシーの控えのほう。ワールドユースと大会間違えてないか?最初の失点となったプレーはGKのオリヴァー・カーンとの連携すらうまくいっていないのではないかと思わせる。それ以外にも2失点の場面はラインコントロール、誰を誰がマークするのかがしっかりとできていない。元々ドイツにはマンマークに強い選手、しっかりと声を挙げて統率する選手がいたものだが、それがないとは寂しい。サイドバックとしてのアルネ・フリードリッヒは攻撃では良かったが、守備では高く評価できない。守備との間をつなぐトルステン・フリンクスは攻撃の芽をつみ取る役として良かったが、如何せん役割上目立たない。

シュバインシュタイガー

彼が色々なところにポジションを張っていたわけだが、ルイス・フィーゴのようにドリブルで相手を切り裂いて、相手を脅かすというような場面は1度しかなかったわけだし、左サイドのヒツルスペルガーのオーバーラップを助けてクロスを入れさせる場面もなかったわけで、目立った割に攻撃での貢献度が少なかった気がする。彼は日本に来ていたときのように3トップの一角をやらせるか、中に据えたほうが良かったのではないかと思う。とりわけ左サイドとしては、ティム・ボロウスキーというこれまた若い良い選手がいたはずなので、監督共々考えて貰いたかったという印象。彼が動き回るおかげでミヒャエル・バラックベルント・シュナイダーともに動く位置に苦しんでいたとも見えた。

バラック

キャプテンである。もっと頑張って欲しいモノであるが、まず言えば彼は元々中盤の底のタイプであると私は思うが、底の役目をフリンクスがしっかりとやっていたわけで、攻撃的役割を彼には求められる。攻撃としてシュナイダーにはクロスがある、シュヴァインシュタイガーにはドリブルがある、ではバラックには何があるか。飛び出して高さに合わせる力、ミドルシュートと持っているはずなのだが、そうした力が目立たない。ダイスラーが入って以降、ダイスラーの攻撃能力に合わせているだけの感じ。自分を見せる力が弱い。キャプテンシーも弱い。2002年のW杯にはカルステン・ラメロウがいたわけだが、バイエルン・ミュンヘンでいえば、シュテファン・エッフェンベルクのような選手に早くなるべきなのだ。このままでは本当に小皇帝のままだな。

FW

ラニィの1点目については、運なのか実力なのか難しいが、彼が真ん中に張っているにしてもブンデスリーガでトップを張るヤン・コラーディミタール・ベルバトフロイ・マカーイと比べると力が弱いと見える。もっと相手を背負って味方を活かす攻撃、自ら切り込んで相手を崩す攻撃ができればと思う。自ら振り向いてシュートするシーンがあったのか覚えていない。
ポドルスキーも殆ど目立つことがなかったのだが、前半立ち上がりのシュート、後半になってドリブルからシュートまで持っていった場面とバラックの折り返しから決めたゴールは良かった。ただそれ以外が目立たなさすぎだ。
しかし、ドイツのFWは残りガーナ人のゲラルド・アサモア、今回はいないがポーランド人のミロスラフ・クローゼとドイツ人らしいFWがいないのか。あとはシャルケ04の控えFW、ミケ・ハンケだし。大体190cm以上の高さのあるFWがいない。かといって、カルステン・ヤンカー(ハゲ)を呼ぶわけにもいかない。

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ところで、オーストラリア代表は、今後AFCに入るんですよね。あんなの見せられたら、アジアの枠、献上してあげたいです。まだハリー・キューウェルマーク・ブレッシアーノ、ヴィンチェンツォ・グレッラ出てないわけだし。