グレアム・ポールとお別れは寂しい。

やっぱりポール主審は信頼が厚いからヴィドゥーカもベッカムも擁護してますね。あの試合、下手なレフェリーだともっと警告や退場が増えてたかもしれませんし。そこのところ、FIFAも理解していたり。でも、帰国だな。
ジュニーニョ先生による無回転シュート講座、私も堪能致しました。パレイラも驚いていた感じ。
で、デブを起用したから得点チャンスが何本も潰れたそうで。シュート21、枠内14ってことは、10本川口能活が防いだって事か?どうやらfifaの公式サイトを見る限りSVが11から21になったのでそういうことだろう。川口は今大会で最も多くセーブをしているGKということになる。何せPKも止めたんだ。
だけど、そんなGKもジュニーニョ・ペルナンブカーノの無回転ミドルシュートは止められなかったということか。それにジウベルトの突破と。
これでイタリア対フース・ヒディンクですか。面白いことになりますな。4年前の忌まわしい記憶、昨季、今季のミランPSV

  • ヤーパン対ブラジル @ヴェルトマイスターシャフトシュタディオン・ドルトムント

(主審 エリック・プラ フランス)
やっぱりヴェストファーレンには青色よりも黄色が似合う。(青はBVBのライバルであるシャルケの色だよ、バカ)
川口能活の奇跡的なセービングが無ければ、先制点より先に何点入ったことだろう。デブじゃなくてフレッヂが先発だったらもっと入っていたと思う。
で、先制点、やっぱり守備が得意な選手であるジウベルト・シウバが下がりすぎてオフサイドトラップがかからず。そもそもルッシオとフアンのセンターバックはマークの受渡しだったり、チェッキングだったり問題が大アリ。やっぱり心配だ。ルイゾン、クリスといるが試合に出なかったのはどうだろうねぇ。
で、同点ゴール。どうみても坪井慶介のポジションが変です。ボールを回されてのディフェンスラインが深いし、マークが合ってなかったら失点は仕方ない。しっかり上がっていますから、ラテラルのシシーニョが。人数が増えたらパニックになるのはオーストラリア戦と変わってない。
2点目のジュニーニョのゴールは川口の「ミス」と書いてある文もあったが、あれはリーグアンでもチャンピオンズリーグでも取れないシーンが多いわけで、仕方ない。正面に飛んでいるのに揺れているから、キャッチできないってのはなぁ。川口にパンチングという方法があったといえば、確かにミスだ。だけど、それよりもジュニーニョにあれだけスペースを与えてしまった深いバックラインはアジア基準で物事を考えている証拠ですな。彼にはゴール後もミドルシュート狙われたわけだし。
3点目、ジウベルトが見事に裏を突いてゴール。はい、お見事という他ない。4点目はもっと悲しい、オーバーラップしたフアンのアシストでホナウドがゴール。やっぱりバックスの詰めが甘い。お陰様で、デブはドイツの名FW、ゲルト・ミュラーの得点記録に並びました。ありがとうございました。
パレイラは今後、点が欲しいときに控えのホビーニョ、フレッヂというFWと、ミドルシュート強烈なジュニーニョを入れてワンボランチって形でしょうかね、次節のガーナ戦は、マイケル・エッシェンが出場停止だけど、中盤のプレスが厳しいガーナということで楽しみです。スレイ・アン・ムンタリは帰ってきますから。

(主審 グレアム・ポール イングランド
ガチンコ勝負ということで、とっても緊迫感のある試合で、ハイボールの競り合いは非常に激しかった。しかもいきなりダリオ・スルナフリーキックで得点が入ったから、1点を争う良い試合。
試合の決め手となったのはやっぱり采配だろうか。守備的な采配は失敗する。勝ち越した後にやった、ニコ・クラニチャルからイェルコ・レコという交代はやっぱりダメだった。スリーバックとスリーボランチでどうにか耐えようと言う考えだったが、下がったバックラインの小さな綻びが失点と。その後、イゴール・トゥドールをトップのポジションに上げてパワープレイに徹底したわけだけど、その矢先にヨシップ・シムニッチが退場と。折角相手GK、ゼリコ・カラッチのミスにつけ込んで得点したんだから、攻めなきゃ。そして失点前にスティペ・プレティコサが2回ほど止めたんだが、何度かシュートミスしていたハリー・キューウェルに決められると。マルコ・ブレシアーノの右からのクロス、ジョシュア・ケネディの競った裏ということで、ダリオ・スルナのマークが甘かった。
しかし、カード連発、ヨシップ・シムニッチに黄色3枚、ブレット・エマートンも退場というわけだが、グレアム・ポール、プレミア最優秀審判でなかったら難しかったのかもねと思う大変楽しい試合でした。