気になるのでドイツサッカー本を調べる

UEFAチャンピオンズリーグ決勝は
ドイツ勢の対決
ボルシア・ドルトムントバイエルン・ミュンヘンになった。
実際のところ、ドイツのサッカーが生まれ変わったのは
2006年のW杯が終わってからの話である。
そんなことが書いてある本はあるのだろうか?
という興味で調べてみる。


まずは、英語の有名な戦術分析サイトが最初に出している本がこれ。

ブンデスリーガ―ドイツサッカーの軌跡

ブンデスリーガ―ドイツサッカーの軌跡

だが、この本は2003年に出版(日本語版は2005年出版)された本で
どこまで参考になるのかよくわからない。


この本はどうやら、過去のドイツ代表の栄光を描写しているようだ

栄光のドイツサッカー物語

栄光のドイツサッカー物語

うむ、今後のドイツ代表を調べるには向いていない。


ドイツ、ブンデスリーガ解説でもお馴染みの鈴木良平が書いた本は
確かに情報を入れるにしては良い本だった

世界一観客の集まるサッカーリーグ ブンデスリーガ事情通読本

世界一観客の集まるサッカーリーグ ブンデスリーガ事情通読本

ただ、あまりにもライトすぎるので、詳しい分析のためには
もっともっと取材した本が欲しいと思うところ。


こういう、トレーニングに関しての本もあったにはあった

ドイツ流攻撃サッカーで点を取る方法 (トップアスリートKAMIWAZAシリーズ)

ドイツ流攻撃サッカーで点を取る方法 (トップアスリートKAMIWAZAシリーズ)

最高レベルの高い次元で、どうしてドイツのチームが戦うことになったのか
若い監督が次々に出るのか、そのメソッドはどうなっているのか
という点では、まだまだ物足りない感がある。
ポジションサッカーという概念は知るに値する。


ちなみに、一番興味があるのは
特にドルトムントについてだが
どうしてあんなに走る距離が出せるのか?
という点。
日本のサッカーの本は、どうにもこうにも「戦術」なんとか(典型例が西部謙司大先生)に走りがちだが、遂行に関して、「どうして」可能なのか?を知ることができない。企業秘密なのかもしれないが。
こういう点を、小さくだが書いたのは、おそらくサイモン・クーパーが最初で最後である。

「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理

「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理

うん。人なのか?技術なのか?一体なんなのだろう?
誰か大がかりに特集してくんねぇかな。


オチを書くのを忘れていましたが
足下の技術はブラジル人にも、スペイン人にも、
多分日本人選手にも劣るであろう
(MFの足下の技術ならという点)
ドイツ人が、どうして勝てるのか?
がわかりやすく説明されている本が一つ

多分、そういうことを理解して、
風間八宏監督は、Jリーグで活躍しているはずです。