いよいよ、明日ですね。NFLドラフト。
今年は日本でもこのような本が出るほど、興味深い大会です。


今回のドラフトで注目の部分。
まず第1はQB(QuaterBack)です。
ドラフト本番前日になって、1巡指名でQBの可能性もあるCARから、これまた可能性も考えられたDENにTeddy Bridgewaterトレード。
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以前に、CARはNYJからSam Darnoldをトレードで獲得しています。
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1巡1位JAXにTrevor Lawrence、2位NYJにZach Wilsonは既定路線ですが、問題は3位指名。
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未だにSFが誰を指名するのかわからない。ドラフトの本番はここから。
続く4位ATLはQBを指名するのか?という問題を抱え、DENとCARはQBに不安材料があるチーム。
そして15位のNE。Cam Newtonは残留しましたが、やはりQBを代えていく方向に持っていくのか?それは1巡指名で行うのか?というお話。
32位のTBも、Tom Bradyは残りましたし、控えQBのRyan Griffinも再契約しましたが、QB育成システムを強調したりしていて若手の追加の可能性はめっぽう高い。ただ1巡か否かというお話。


第2は、LBのMicah Parsons(Penn.ST)です。
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個人的な意見ですが、守備の要はLBであると思っています。優秀なエッジラッシャー、DBがいたとしても、やはり強固な守備を築くにはLBに優秀な選手が必要。
そんな問題を解決できる可能性がある存在として彼はいます。昨季のNCAAはオプトアウトで休んでいたり、ちょっと素行面の事件をやっている過去はあるけれど。
Blake Martinezに加え、Reggie Raglandが1年契約で入りましたが、それでもNYGにも欲しい。そんな存在。
Sean Leeが引退した直前の1巡10位DAL。(奇しくもLeeはPenn.St出身)
1巡7位DET、9位DENとLBに不安のあるチームもあり、NYGが指名する前に指名される可能性もありますが、本当にどうなるのか。
1巡15位のNEも、Dont'a Hightower がオプトアウトから復帰しますが、ILBの層の薄さは否めない。
どこが、どの順位で指名するのか、注目したい存在です。

選手で言ったら、Kyle Pitts(TE,Florida)、Penei Sewell(OT,Oregon)はどこに行くのか、CBは誰がどの順位でとか、以前に書いた内容と重複しそうなので省略。


チーム別に考えてみると
今年未練杯でGMを担当したTB。いろいろと試合を見なおして考えた結果、TBがスーパーボウル制覇できた理由の1つはレギュラーシーズンで相手に恵まれたためにプレーオフ進出ができたこと。

W1 L 23–34 atNO .750
W2 W 31–17 vsCAR .313
W3 W 28–10 atDEN .313
W4 W 38–31 vsLAC .438
W5 L 19–20 atCHI .500
W6 W 38–10 vsGB .813
W7 W 45–20 atLVR .375
W8 W 25–23 atNYG .375
W9 L 3–38 vsNO .750
W10 W 46–23 atCAR .313
W11 L 24–27 vsLAR .625
W12 L 24–27 vsKC .875
W14 W 26–14 vsMIN .438
W15 W 31–27 atATL .250
W16 W 47–7 atDET .313
W17 W 44–27 vsATL .250

世界王者になったチームのスターター22人を残留させることには成功しましたが、強いのか?といわれると首肯しかねます。
だからこその補強ポイントの多さであり、各社各記者がドラフト予想がバラバラになるわけです。1巡から7巡までの指名権を8つ(7巡が2つある)持っていますが、EDGE、CB、OL、RB、DL、QB、LB、S、WR、TE、いろんな意見を混ぜてしまうと全ポジションが問題になります。


毎度お馴染みNYG
Saquon Barkleyと5年目のオプションを行使することになりました。
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これは良かったですが、控えRBのWayne Gallmanは移籍。Barkleyのケガさえなければって思うシーズンにならないことを祈りたい今季。
昨季の問題としてはOLの弱さ。コーチのColomboをシーズン途中に解雇しましたが、どうして彼の人選だったのかは本当に問題でした。
選手の面子で考えるなら、昨季の1巡Andrew Thomasは今季こその活躍を願いたい、Kevin Zeitlerの移籍のRGの穴を誰が埋めるのか(Zach FultonがHOUから来ましたが)、Cameron Flemmingと契約ができていないので、RTのポジションは空いている。大型契約のNate Solder(昨季はオプトアウト)が活躍をしてくれるのか?といったり、OLが弱くてはBarkley、QBのDaniel Jones、と優秀なスキルポジションがいても活躍が限られてしまいます。
また、オフシーズンの話としては、Dalvin TomlinsonがMINへ移籍。Leonard Williamsを残すことはできましたが、彼は止められず。DTの補強は必須。開幕戦の頃の残念なパス守備は相手QBを仕留めきれないラッシュの弱さ。これは改善しておきたい。
兎にも角にも、2011年以来、NFC東地区の地区優勝がないのはそろそろ断ち切りたい。昨季はW17最後の最後、SNFでPHIが残念なことをしてくれたおかげで地区優勝を逃しましたが、今季は他力本願でなく実力でしっかりと優勝したい。


やっぱり気になるNE
Cam Newtonと1年契約で再契約したペイトリオッツ。昨季は、あのWRとTEの面子で、よくもまぁ7勝もできたな。という印象があります。Newtonのパスを投げる際のレシーバーを探す感じなど、信用できる選手の少なさ、選択肢の少なさ、これはQBだけの問題ではない。だからこそよくも7つも勝ったもんだと思います。
そんな反動か、WRではNelson Agholor、Kendrick Bourne。TEでは、Hunter Henry、Jonnu Smithときっちり補強。問題だと思っていたんだな。(そんなことより2019年のドラフトでN'Keal Harryなんぞ指名せずにIrv Smithを指名していれば・・・)
加えて、Stephon Gillmoreがトレードされるのでは?と言わるようなネタが上がってきているのが現実。5年契約の最終年であり年齢は30。ビジネスの世界である。対岸のJ.C.Jacksonは2巡テンダーで再契約。こっちを残すのも必死。ということで補強のポジションとしてはCBは大事。Jalen Millsは取ったものの、彼は昨季PHIでSにされていたりする。シャットダウンコーナーを用意する必要があります。
1巡でQBを取るよりもCBを取る方が現実的だし、NEの過去の指名を踏襲するとまずフロント7を指名しそうな印象。1巡15位、2巡46位、3巡96位までの2日目だったらトレードで指名権を増やすことをしそうだし、私なら検討する。トレードダウンからのZaven Collins(LB,Tulsa)なんか理想的シナリオ。
あと、ドラフト前調査で足が速い系のWRとの接触が多いのは気になりますね。


研究しやすいIND
Andrew Luck引退後、Phillip RiversをQBに据えるもプレーオフでBUFに敗戦。Riversに加えてLTのCastonzoも引退。QBは元PHIのCarson Wentzが加入。
ドラフトは順当に考えるならLTの後釜が必要だと判断。誰が残るのか、さすがにSewellは取れる位置ではない。1巡21位。Notre Dameが大好きなこのチームの首脳陣と揶揄されていたりするけれどはてさて。最近ではTexasのSam Cosmiという話も出ているが、彼が1巡かどうかが疑わしい。むしろ、Mel Kiper Jr.のように2巡でCosmiと思いたい。
DEのDenico Autryが抜けた分、DLの補強はしておきたい。1巡21位と2巡54位しか上位指名権がない状態では堅実に行くのが妥当なような。Kwity Payeが21位に残っていたら、最上のシナリオ。そんな気がする。

2021年の未練・或爺杯(通称「未練杯」)も無事に終わりました。
兎にも角にもビックリしたのは、開始前に発生したこのトレードでした。

スーパーボウルに敗れたKCは、LTのEric Fisher、RTのMitchell Schwartzの両名を放出しましたからね。
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OTの補強は必須でしたが、この未練杯当日のタイミング。面白かったですね。


今回で3度目、自分の過去の未練杯でのトレードを調査。
2018年 JAX

1巡32位 Jaire Alexander CB Louisville

https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/20180424/p1
 近年の自分の指名の中で最も成功した指名であり、現実のJAXの低迷ぶりに頭を抱えたくなるモックドラフト。
元々は1巡29位だったところを、相手のトレード要求に応じて1巡32位へトレードダウン。しかもドラフトニーズのMLBを埋めた上でのAlexander。実際のドラフトでは、1巡18位でGBに指名された彼は1年目から大活躍。3年目の20シーズンにはプロボウラーおよびオールプロにも選ばれ名実ともにNFLを代表する選手になりました。32位まで耐えた上に、よく頑張った。前年のRamczykコレクトピック未遂の未練を少しは晴らせたというところ。
加えて言うと、このドラフトで用意していた選手の、D. J. Chark(WR,LSU)が2巡61位でJAXに指名され2年目の19シーズンにプロボウラーになりました。これは驚きとともに嬉しかったです。
但し、現実のJAXのドラフトは1巡でTaven Bryan(DT,Florida)とハズレを引いた印象。そのほかLBの弱さが目立ち、勝てなくなりました。ダメですね。未練杯トレードでもらったMychael Kendricsはその後チームにトレード要求して移籍するも、今度はインサイダーで引っかかりCLEがリリース。19シーズンのSEAでは活躍していたもののACLを負傷して放出となりました。評価が難しい。


2019年 IND

1巡26位 Dexter Lawrence DT Clemson

https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/2019/04/21/225903
 1巡26位を持ったうえで、NYJからトレードされていた2巡34位を使ってトレードアップを狙いながら失敗したのがこの年。
ディフェンスの補強と言うことで、BPAでLawrenceを指名しました。現実には1巡17位でNYGで3-4のDEで活躍しています。この年のINDはトレードダウンするだろうという予想が多く、実際に26位の指名権は2巡46位+2020年2巡指名権でトレードしました。他の候補が、1巡28位でLACに指名されたJerry Tillery(DT,Notre Dame)、1巡27位でLVRに指名されたJohnathan Abram(S,Mississippi State)と、1巡を外さない目利きとしては良かったかなと。
 まぁチーム編成で言えば、このあとAndrew Luckが引退してしまい、色々と計算が狂ったんだろうなぁと。首脳陣の苦悩は心中察するに余りある。


2020年 SF

1巡15位 Jedrick Wills OL Alabama

https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/2020/04/19/111203
 1巡指名権が13位(INDとDeForest Bucknerをトレード)と31位という2枚待ちながら、7巡までの指名権の数がとても少ない。そんな厳しい状況に立ち向かったドラフト。
勿論、行うこととしたら、トレードダウン。1巡13位 → 1巡15位+3巡77位。実際のドラフトでも1巡13位+7巡245位 → 1巡14位+4巡117位でトレードと。トレードダウンを当てる。予想が当たったのを見た時は笑ってしまいました。但し指名されたのはJavon Kinlaw(DT,South Carolina)で、OLではありませんでした。WRのJerry Jeudy(Alabama 1巡15位DEN)、CeeDee Lamb (Oklahoma 1巡17位DAL)の素晴らしい素材を見逃したことも解せない状況でした。
ちなみに、この指名したWIllisは実際のドラフトでは1巡10位でCLEへ。LTとして活躍し2002年以来のプレーオフ進出および1994年以来のプレーオフ勝利に貢献した一人です。PFWAのオールルーキーにも選出されました。
 その後、1巡31位+4巡117位(TBから貰ったばかり)+5巡176位 を対価に1巡25位でBrandon Aiyuk(WR,Arizona State)という指名をしています。ただでさえ指名権が少ない中でこのトレードアップで、このAiyuk指名は驚きました。ウィングスパンやスピード、そして色々なプレーで使えるという意味では欲しかった素材なのかもしれませんが、31位で待てなかったのか。(22位のJustin Jefferson以後、2巡33位のTee Higginsまでの間、WRはAiyukのみ)
 更に、ドラフト3日目に、4巡156位+21年3巡 を対価にWFTのLT Trent Williams。NFLを代表する素晴らしいLTが来ることがわかっていたなら、モックドラフトでOTを指名することに神経を立てなかっただろと、ガッカリしました。無念。Williamsは、翌21年に6年$138.06 millionで契約をし、NFL最高給のOLになりました。
 ただ、怪我人続出のSFは、20シーズンは6勝10敗の地区最下位。そして21年のNFLドラフトでも、指名権ドラフトで大きな動きをしていて、ドラフトのお祭り的な要素としては面白いですが、こんなギャンブルばっかりしているジョン・リンチGM以下首脳陣の考えは、ちょっと考えが合いませんねぇ。
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3位で誰を指名するか、という点もありますが、Jimmy Garoppoloをどうするのか、という問題まで残してしまっていて、チームを正しい方向に導いているのでしょうか?正直、理解に苦しみます。


というわけで、自分の過去の未練杯での指名を振り返ってみました。10回の参加で6回もトレードしてますね。(度を越えた指名は1度)
GMになったからには、トレードして見たい。って思うのかと問われると、個人的にはNo.
僕は狙った選手を見事に的中指名したい。そんな気持ちの方が強いです。
ただ、トレードするのは足が震えるほどのスリルがあります。快感はあります。これも強調して言っておきたい。
皆様、一度はやってみる価値はある、未練・或爺杯モックドラフトのGM、楽しんでもらいたい。

2021年の未練・或爺杯(通称「未練杯」)も無事に終わりました。
面白くなかったトレードといえば、コレ。


今年のドラフト全体1位指名は、Trevor Lawrence(QB, Clemson)で間違いないです。
昨季のNFLのレギュラーシーズンの頃から、シーズン最下位なら(即ち全体1位指名権なので)彼を指名できる、と言われるくらいでした。
Andrew Luck(2012年全体1位 Stanford → IND)以来の、NCAAの中でプロのQBがいる、そんな存在でした。
スタッツの内容ともかく、おかしいのは3年間スターター36試合の成績が34勝2敗。そんな凄い人。
ですから、さすがにこれをトレードはよろしくないです。


前日に引き続き、自分の過去の未練杯でのトレードを調査。
2014年 San Diego Chargers

1巡30位 Xavier Su'a-Filo OG UCLA

1巡25位の指名権を、1巡30位 + 3巡100位にトレードダウンしての指名。
当時の指名の感想戦を別のブログに書いていたのに、スポナビブログがなくなったので記事が消えた。思い出せない。
チャージャーズの当時の状況を考えると、CBがニーズだったのに、CBのBradley Roby をわざわざ譲っているのがとても興味深い。DTのLouis NiXはそもそも取れなかったんだろうなぁ。(実際の指名が3巡まで落ちるんだから、これはこれで凄い)
うっすら覚えているのは、QBのPhilip Riversを守ることの方が優先だ、という考えが働いてのこの指名だったはず。
なお、Su'a-Filoは2巡33位(2日目の一番最初の指名)でHOUへ。その後ジャーニーマンになりました。微妙。1巡35位にCLEのJoel Bitonioがいるので、とても失敗した印象のある指名。
実際のドラフトは1巡25位でJason Verrett(CB,TCU)を指名。それ以外がハズレな気がするが、Verrettは当たり。


2016年 MIN

1巡31位 Cody Whitehair OG Kansas State

https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/20160410/p1
1巡23位 + 4巡121位 + 6巡180位 を 1巡29位 + 3巡81位 + LB S.Weatherspoon(元2010年1巡)にトレードをしてからの指名。
この年はWRが不作なのにドラフトニーズがWRだったという苦労した年。結局目を着けていたWRが残らずトレードダウン。実際のドラフトでは1巡21位(HOU)のWill Fullerもスルー。Fullerは怪我が多くてスターになれない選手。4年契約のオプション1年は全うしたものの、2021年にはついにHOUからリリース。
実際のドラフトでは、Michael Thomas(2巡47位,NO)、Tyleek Hill(5巡165位,KC)のプロボウラーが出ている。ただ、1巡はCorey Coleman(15位,CLE)、Josh Doctson(22位,WSH)、Laquon Treadwell(23位、MIN)、みんなダメでしたね。
未練杯で指名したWhitehairは、OGとして活躍できるだろうという印象を持って、自信をもって指名したが、2巡56位でCHIが指名。開幕からCとして先発。以後5年間全試合出場。2018年にはプロボウラーにもなった。悪くはない。ただ、もっと何かあったのかどうかを考えるとあったのかもしれない。モヤモヤ。
振り返って未練杯のドラフト指名選手を見ると、1巡31位がDak Prescott(4巡135位,DAL)だったのは慧眼だと思う。この年のOROYは彼。


2017年 NO

1巡11位 Reuben Foster LB Alabama

そして1巡32位 + 6巡196位を、FS D.Harmon + CB M.Butler にトレードした
https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/20170423/p1
元々ドラフト時に、NOは1巡11位と1巡32位(WRのBrandin Cooksの対価)と1巡2枚持ちだった回。
NOのニーズはとにかく守備だ、とMarshon Lattimore(CB,Ohio State)を狙っていたら目の前で取られて、この指名。ちなみにFosterは1巡31位でトレードアップしたSFが指名。素行が悪かったのでNFLの世界では2年間で16試合のみの出場。こういう人を引いたのは正直辛い。3巡90位Shaquill Griffin(CB,UCF)がSEAからプロボウラーになったが、ドラフト前の評価から鑑みるに1巡にはできない。
実際のドラフトではNOはLattimoreを指名でき、2巡42位でMarcus Williams (FS,Utah)を指名したので狙いは間違っていなかった。コレクトピック未遂である。ただモックドラフトで寸前に取られて歯車が狂ったという感じ。なお、Lattimoreはこの年のDROYであり、3度のプロボウラー
32位の指名を待つ間に、Lattimore以外で狙っていたCBは全ていなくなり、Ryan Ramczyk(OT,Wisconsin)を指名するか否かで悩んだ挙句のこのトレード。未練杯のお祭り的な意味では正解なのかもしれない。ただ、実際のドラフトが本当に1巡32位でRamczykだったので、正真正銘コレクトピックの大チャンスを逃した。正直未練と後悔がある。
この年のNOのドラフトは、Lattimore、Ramczyk、Williams、に続いて3巡67位でAlvin Kamara(RB,Tennessee)を指名。2017年のOROYであり、4年連続のプロボウラー、2度のオールプロ、の彼まで含め、ドラフト大当たりの年。当てたかったナ。

2021年の未練・或爺杯(通称「未練杯」)も無事に終わりました。
とりあえず、トレードが多かったですね。


GMの皆様、こんな気分なのかもしれません。
斯く言う私も、未練杯では幾度もトレードをしているので文句は言わないですが、やっぱり度を超えたトレードは好きになれませんね。
そんな自分のトレードをちょっと振り返ってみようと思うので調査。


 2011年 NE(初参加)

1巡17位 JJ Watt DE Wisconsin
1巡28位 Muhammad Wilkerson DT Temple

この時はトレードせずに、耐えに耐えて欲しい選手を取った指名でした。https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/20110417/p1
実際のドラフトではWattは11位でHOUに。Wilkersonは30位でNYJに指名されました。両名ともプロボウラーになりましたし、Wattに至ってはDPOYを3度も取るスターになりました。まぁ1巡31位PITのCameron Heyward(未練杯では指名漏れ)がここ数年でプロボウルを何度も取る優秀なDLになりましたので、WilkersonにするべきだったかHeywardにするべきだったか、永遠の謎。
とにかく、NEの首脳陣は一体全体どういう思考で、ドラフトをするのだろうか?を疑似体験するつもりで臨み、神経と胆力と頭脳が試される、こんな面白い大会はない!という思いになりました。参加することこそ意義がある。


 2012年 NE

1巡24位 Chandler Jones DE Syracuse

初のトレードをしたのがこの指名。 https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/20120422/p1
自分が欲しいと思った選手が取られるのではないかと本気で焦り、相手から来たトレード交渉に渡りに船で乗りました。1巡27位+4巡126位を、1巡24位+6巡188位にトレード。
なお、実際のトレードでは1巡27位+3巡93位を対価に、21位で本当にNEがJonesを指名しました。驚きました。モックドラフトが当たる
そして1巡31位をMIAにトレードダウンしてしまいました。実際には1巡31位+4巡126位を対価に、1巡25位でDont'a Hightowerと、準備通りの結果の指名。(Harrison Smithか、Dont'a Hightowerか、Lavonte Davidか、というウッハウハの待ちをしていた)
トレードアップも当たる。普通にやってたら2名とも当たってた。
(未練杯のお祭り的要素で、31位にRyan TannehillをMIAに指名させてあげたわけだが、まさか2019年にTENでプロボウラーQB、しかも年間最高パサーレーティングになるとは誰も予想できますまい)
予想が当たると嬉しい、というのがわかったのがこの年。なにより準備をしたことによる結果だとは思いますが、当たることが嬉しいことは、強調して伝えたい。


 2013年 MIN
この年はNEのGMができなかったので、1巡が2つのMINでした。 http://avestc.blog79.fc2.com/blog-entry-19.html

1巡8位 Chance Warmack OG Alabama

トレードしてでも欲しい選手を、トレードした。そんな大胆なトレードアップを敢行したのがこのドラフト。1巡23位+2巡52位+3巡83位を出して、1巡8位+4巡105位にトレードして指名したわけです。大学時代は凄かったですし全米王者。その時の試合からして、前年の1巡24位、David DeCastroよりも圧倒的に上でした。
が、1巡10位でTENに指名された彼は、NFLでは大きな活躍には至らず、WarmackはPHI在籍時スーパーボウル制覇はしましたが、スタメンではありませんでした。ちなみに彼と双璧をなしていたJonathan Cooperは1巡7位で指名されたARIから3年で出されてもっと残念なことに。1989年以来、OGがTop10に2名も入る稀有なドラフトは本当に残念ドラフトでした。

1巡25位 Manti Te'o LB Notre Dame

テオねぇ。いたねぇ。全米王者決定戦の前に例の事件が発覚して、それから転落するようにダメですね。未練杯のボードを今見直すと、WRのDeAndre Hopkinsが指名できたんだなぁ(実際の指名でも1巡27位)とため息。
なお、実際のMINのドラフトは

1巡23位 Sharrif Floyd DT Florida
1巡25位 Xavier Rhodes CB Florida State
1巡29位 Cordarrelle Patterson WR Tennessee

1巡29位の対価は、2巡52位、3巡83位、4巡102位、7巡229位、うん、現実の方がもっとひどい。Floydは運動能力は優秀でも、試合中に気を抜く悪い部分が気になっていたので評価していませんでした。
加えて

6巡196位 Jeff Baca OG UCLA
7巡214位 Travis Bond OG North Carolina

とOGの指名も、前者は4試合4オフェンススナップ。(1スナップと3スナップ、2試合は0スナップ)、後者は53名ロスターに残れず放出と、OGをちゃんと上で指名しておけばとは思ったりします。Rhodesは当たりでしたが、WRとしてのPattersonは大きい貢献ではなく、彼はリターナー又の名をオフェンスウェポンとして、活躍することになります。うーん、1巡でしかもそんなにトレードアップするタマか?
色々とまとめると、とにかくGMの疑似体験は難しい。改めて未練杯およびNFLドラフトの難しさを思い知った年でした。特に自分から仕掛けるトレードは難しい。
もし、この未練杯をやり直せるのなら、

1巡23位 Desmond Trufant CB Washington
1巡25位 DeAndre Hopkins WR Clemson

って思います。

未練杯 タンパベイ・バッカニアーズGMとして

今年も未練・或爺杯が行われ、タンパベイ・バッカニアーズGMとして参加させていただきました。32位。開始から約4時間待って指名でした。長かったですね。
結果はこちら。
http://avestc.blog79.fc2.com/blog-entry-42.html

 さて、指名に関しての予定では、タンパのドラフト前の接触を考えて、Greg Newsome(CB,Northwestern)とTeven Jenkins(OT, Oklahoma State)の2名を中心に待つ展開をしていました。これが本線。(理由はこの両名には、バックス首脳陣が接触をちゃんとしているから、ドラフト本番での指名の可能性も高い)
続いて、上記2名がいなくなった場合は、空いている選手で良い選手を取ろうBPA: Best Player Available と言われます)、という待ちの姿勢に徹することでした。この時、バッカニアーズのドラフトのニーズはどこなのか?スーパーボウルを含むプレーオフの4試合からレギュラーシーズンまで見た結果としては、コーナーバック(CB)エッジラッシャー(EDGE)だろうと判断しました。オフェンスラインは契約の期限を考えてもLTではなくIOLだという判断をしていました。Jenkinsは指名してもOGじゃないかしら?という気持ちでいました。

 ドラフト前に、ARIのGMから、Steve McLendonを欲しいという依頼が来ました。「あれ?誰だっけ?」という疑問符が来るくらい驚きました。Vita Veaが離脱中に取ったNTです。契約延長で1年残留しましたが35歳の年齢もあって、あまり戦力と思っていなかったので、5巡と答えたら、ドラフトの最中にトレードがまとまりました。未練杯恒例のコミッショナーを困らせるトレードだとは思いますが、3日分のドラフトならともかく1日分しかやらないんで、意味あったのか?DTに関しては、Ndamkong Suhも1年契約ですし、誰か指名をするでしょうが、個人的な印象としては1日目でも2日目でもなく3日目になる気がします。

 そして未練杯が開始しましたが、最初の方は「ふざけたトレードばかりしやがって、面白くない」状態でした。(モックドラフトはやはりコレクトピックすることのほうが重要な要素だと思います。今回のトレードはちょっとふざけてる)
序盤のトレードの影響もあって、上位から予想外の順番で指名が進み、WRの指名なんかは本当にプロスペクトランキングから外れていてがっかりするものです。ただリストを見ていくと、とにかくNewsomeとJenkinsが余っているのはともかく、EDGEが余り過ぎていて驚いていました。中盤の16位が終わった段階では、もしかしたらKwity Paye(DE, Michigan)が取れるのでは?とも思いましたし、実況解説の真琴(@MakotoK)、K猫(@kcatchalrotto)両氏の評価の高かったAlijah Vera-Tucker(OG, USC)も余っているので、誰が32位まで残るの?状態の待ちでした。ついでにTrey Lanceのトレードを持ち掛けられましたがQBを持ち掛けるならGaroppoloが欲しかったですね。
20位でNewsomeがWFTに指名されて消えます。早いような遅いような微妙な瞬間。CBが立て続けに消えていく中で消えました。
つまり私のモックドラフトの本番はここから始まるわけです。

 Jenkinsを本線で待ちますが、有力選手を見守る作業が始まります。しかも全然トレードの話が来ない。面白くない。
消えたのはPaye。安心できる指名ですから彼が消えるのは納得。21位のIND。ただ、まだ1名しか消えていません。もしかしたら32位の指名の段階でいろんな選手の中から好きに選べる楽しい状況があるのか?というイメージが出てきましたし、リストには個人的に指名したい選手が1名いました。
Najee Harris(RB, Alabama)、Travis Etienne(RB, Clemson)の両RBが消えたことで、余計な心配が消えました。RBまで天秤にかけるようでは頭が疲れる。指名選手が残る意味では助かりました。
Vera-Tuckerが25位のDETで消えます。実際のドラフトでここまで残るのか注目。一応の基準点としてはDavid DeCastroは1巡24位、Zack Martinが1巡16位。
エッジラッシャー、次に消えたのはGregory Rousseau(DE, Miami)でした。28位のNO。最近の評判だと1日目で指名されないんじゃないかとまで言わるほど。32位まで残ったらJenkinsか悩む選手が消えます。続いてJaelan Phillips(DE, Miami)が30位のBUF。良い選手ですが脳震盪や怪我の履歴が好きになれなかったのは確か。なるほどこういう順番で売れるのか、と見ていました。


 31位、なんと未練杯当日に実際にオーランド・ブラウンをトレードしたボルチモア・レイヴンズでした。
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28位のNO、29位のGB、30位のBUF、31位のBALまで、Jenkinsと接触していましたし、残ったTの中では、私が本線のTeven Jenkins(Oklahoma State)、Samuel Cosmi(Texas)、Liam Eichenburg(Notre Dame)だろう。この中で選ぶならJenkinsだろと思ったら、Azeez Ojulari(OLB, Georgia)が来ました。エッジで活躍する姿が見込めそうな選手です。


 32位まで待ち続け約4時間。本当に狙っていた選手、Teven Jenkinsが残りました。ただ、ドラフトの真っ最中に余っている選手で個人的に一番気になっている選手がずっと余っていたわけです。
というわけで指名に移ります。実況解説やチャットゾーンやら、色々と「誰を指名するのか?オフェンスか?コーナーバックか?」とか言われていましたが、迷いはありません。
Jayson Oweh DE Penn.St
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 あの体躯とスピードを含めた身体能力、エッジラッシャーのJason Pierre-Paul(彼の契約は2022年まで)の後釜を考える意味ではこれ以上ない素材。フリークですよ。彼は。
何故他のGMが見逃していたのか?実況解説の評価も辛かったですが、手持ちの評価記事等も良かったし、伸びしろを考える上で彼を指名しない手がありませんでした。BPAです。
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もし、残った選手が今回のRousseauなら?多分Jenkinsに行ったでしょう。ただ残った素材が全然違いました。これは指名せざるを得ないのです。32位に残らないであろう選手は指名しました。ヴァリューピックです。
今回の未練杯の個人的な評価は、Newsomeを指名できなかったマイナスはありますが、それを差し引きしても90点はあるのではないでしょうか。
問題はNCAAでも経験が少ないOwehが、私をがっかりさせないよう、NFLで精進していってくれることを願います。


とにかく、4時間ずっと板ガムを噛みっぱなしで、顎と歯が痛い。
そして、今年は、こんな本が日本で出版されました。快挙です。

そして本番のNFLドラフトも1日目だけではありますが、放送されます。
実際のドラフトが楽しみになってきました。今回のモックドラフトも参考程度に見て楽しんでもらえるとこれ幸い。

2021年の未練杯に向けたタンパベイ・バッカニアーズのドラフトを考察していきましょう。(今回が4回目です)
バッカニアーズは、スーパーボウルで先発した22名(攻撃・守備の両11名)が全員残留させることができました。
とても珍しい。ということで決定的な穴というものがないなかで、ドラフトニーズも各社、各記者、考え方がバラバラです。
これは、モックドラフトをやる人間にはとても困ります。
というわけで、ニーズと言われているポジションの1つディフェンス、フロント7をみていきましょう。

バックスの守備の成績を見ますと、6,145ヤード(平均384.1ヤード)を取られ、これは悪い方から7番目。492点(平均30.8点)取られた。これは悪い方から3番目。という状態です。面子を見ますと、一昨年の1巡であるWhite、あとは2018年の1巡のVea以外は、能力とは別に年齢の問題を考慮しなければいけないSuh、JPP、Burrett、Davidという感じになってしまいます。だからフロント7はWhite以外はデプスを厚くする必要を感じます。
問題は、どこから手を付けるか?という点になっていきます。EDGEなのか、Interiorなのか、という点でも意見はバラバラというのが現在のところです。
私は、フロントで取るならEDGEだと思います。そのため先ずはEDGEを見ていきましょう。

Gregory Rousseau(Miami)
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2020年オプトアウトした選手ですが、2020年のドラフトの段階でも1巡相当と思われた選手が、プロデイも良くなかったので落ちてきました。32位まで残っている可能性があったりします。
Kwity Paye(Michigan)
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NCAAで出場した試合数が少ない点の懸念はありますが、身体能力がお化けな選手。むしろこちらのほうが最近の評価は上がっています。こっちが32位まで残るのは少し考えづらいですが、こんな選手をEDGEのデプスに入れられたら幸運です。
Jaelan Phillips(Miami)
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高校時代から有名なOLBでしたが、脳震盪やけがの影響で、医者から引退勧告をされてから復活したという選手です。映像を見る限りやっぱり優秀なEDGEになりそうな印象を受けます。プロデイでの数値もなかなか良いので、問題は彼が32位の段階で残っているのか否かということになります。懸念材料と将来の予想は難しいですからね。

Azeez Ojulari(Georgia
体躯、スピード、テクニック、十分良い素材な選手です。OLBとして活躍すると思います。問題は32位までいるかが読めません。
Zaven Collins(Tulsa)
OLBとして、JPPなどと違ってサックアーティストタイプのOLBではないですが、NCAAのLBに与えられる賞を総なめにしたのは理解できる、体躯にスピードがあって、色々と起用に使えそうな感じの選手。ただDavidの後任を確保しておく必要性も考えるなら指名はアリかとも思います。2巡64位までには残らないでしょう。

Darius Stills(West Virginia)
バックスがドラフト前に接触した守備フロントの選手は、彼で。エッジではなくDT。まずは年齢の高いSuhの後釜になるような選手を探しているのかなぁという印象を受けます。ただし、Suhのネブラスカ大学時代での凄かった事実と比べると力の差は否めません。3-4のDTは爆発力とプレーを読む理解度になります。(Donaldなんかワンダリックテストが高かったのは理解できます。)ちなみにこの選手は学業は卒業だそうです。取るなら中位以下だと思いますからね、どういう狙いなんだろうか?タンパ。


追記:
Jayson Oweh
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ペン州立大学で2年と少しくらいしか活動していない選手ですが、プロデイで評価が非常に上がった選手です。
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体躯と身体能力が素晴らしく、フリークとしての人気が高い。可能性に賭けるならエッジラッシャーの中で高い評価になる選手。
色々と覚えることが多いと思いますが、ちゃんと育てたら、お化けな活躍をする可能性があります。素行は悪いとは聞いてない。

2021年の未練杯に向けたタンパベイ・バッカニアーズのドラフトを考察していきましょう。(今回が3回目です)
バッカニアーズは、スーパーボウルで先発した22名(攻撃・守備の両11名)が全員残留させることができました。
とても珍しい。ということで決定的な穴というものがないなかで、ドラフトニーズも各社、各記者、考え方がバラバラです。
これは、モックドラフトをやる人間にはとても困ります。
というわけで、ニーズと言われているポジションの1つコーナーバックをみていきましょう。


まずバッカニアーズの守備と言えば、DCのTodd Bowlesがブリッツ好きであり、ILBのWhite、Davidという核がいて、OLBのBarrett、JPP、DLにはSuhがいて、スーパーボウルでは先発扱いされていませんがVeaもNTとして良い選手です。これに比べると名前のインパクトが弱いのがDB、特にCBになります。
チームスタッツをみると、3945ヤード(悪い方から8番目)取られ、被QBレートは94.3(15番目)、相手の試投回数が多いせいもありますが4311ヤード(2番目)もパスを通されているのは、CB単体の力が所謂トップ級の選手ではないことになります。(例えばNFL Top100に選ばれた選手でタンパからDBは出ていない、PFFのOutside Cornerだけのランキングでは25位)
あと、Carlton Davisがちょっと残念な事件をしたので、彼より良い選手を欲しいと思うのは心理的な側面。

そんなわけで、ドラフト候補を見ていきましょう。
まず今ドラフトで注目されている選手は
Putrick Surtain II(Alabama)
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プレスマンカバレッジとか、シャットダウンコーナーとして、活躍している選手ですし、CBとしては身長が高く、加えて運動能力も高い。ただ彼の出身校はアラバマ大学。この大学のCBはHCのSabanの主義なのか、バックペダルをしない。そしてプロで成功する選手が少ない。例外はボルチモアのMarlon Humphreyですが、ああいう使い方しかないのではないでしょうか。

Caleb Farley(Virginia Tech)
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映像を見る限り、こっちのほうが完成された選手のように思えるCBですが、ACLも負傷したことあるし、今ドラフト前のプロデイは怪我で不参加している点のマイナスが否めない選手。あとは元々はQBだった選手と言う経歴が個人で気には好きです。ドラフトでどの指名順位まで残るのか、読めない選手です。32位まで残るんでしょうか?それがわからない。

Jaycee Horn(South Carolina)
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体躯、運動能力、シャットダウン力を持っているCBとして注目されている選手です。彼のプロデイでの運動能力の結果はとても良いです。あと腕も長いのはとても良いですね。ただ、彼も32位まで残るのか、これがわからない。

Greg Newsome(Northwestern)
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タンパがドラフト前に接触しているCBが彼です。カバーコーナーとしての力を見事に見せている選手です。40ydsだけなら有力CBの中では僅差ながら1番速いです。(4.37)先述の通り、アウトサイドコーナーに問題がある点を考慮するなら、彼を指名してCBを強化するのは理に適っているようには思いますが、問題は彼も32位まで残るのか、わからない。ただ残ったら指名したいと思います。他に誰が残るのか次第ではありますが。

Asante Samuel jr.(Florida State)
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時々彼を32位で指名するモックドラフトもみかける選手。相手選手にガツガツいく印象があるCBです。父親と似ていない、ってのが正直なコメント。サイズでいうと5'10''、180lbな点、1巡で持ってくる理由は大変ですが、2巡64位までに残っていないことは確かでしょう。とにかくCBは誰が残っているか次第ですし、他のポジションの選手次第。

ざっと上位候補を見た印象として、個人的には怪我の心配を除いたらFarley、Hornかなと思いますが、Surtainの能力も良いですが、アウトサイドのCBという点では劣るような、という感じで、各社各記者、評価がバラバラで、決定的な1番手(例えば2017年のMarshon Lattimore、2018年のDenzel Ward、2020年のJeff Okudah)がいないのが、今ドラフトの特徴であり、モックドラフトを悩ませる。面白いとも言うが本当に頭を悩ませますね。